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健 康 情 報
ストレスと胃
私たちは、様々なストレスにさらされながら生活していますが、このストレスにより悪
影響を受ける臓器のひとつに胃腸があります。
特に胃は精神的なストレスの影響を強く受けやすく、「胃がキリキリ痛む」「腹が立つ」といった経験をされる方も多いのではないでしょうか。
胃潰瘍とは
胃から分泌される胃液には、胃酸やペプシンとよばれる消化酵素などが含まれ、その強い消化カで食物を消化してくれます。一方、私たちの胃は、胃液により自分自身が消化されないように、胃の表面にある粘膜から粘液を分泌して、身を守っています。しかし、色々な要因によってこの粘膜が障害をうけて抵抗力が低下すると、胃液が自分自身を溶かしてしまい、胃に穴のようなへこみや傷ができるのが胃潰瘍です。
症状としては、みぞおち辺りにかけての胃の痛み、胸焼けやゲップ、吐き気などを感じたり、ひどい場合には、血をはいたり、コールタールのような黒い便が出ることもあります。
原因
古くから知られている胃潰瘍ですが、近年になってその発症の原因がかなり詳しく分かってきました。
胃の健康には、粘膜を守ってくれる「防御因子」と、それを障害する「攻撃因子」のバランスが保たれていることが大切ですが、「攻撃因子」のひとつとして「ピロリ菌」がかなりの悪さをしていることが分かってきました。
ピロリ菌って何?
日本でピロリ菌に感染している人は約5000万人と推定されています
が、ピロリ菌に感染した人すべてが胃潰瘍になるわけではありません。
胃潰瘍が起こるメカニズムで、もうひとつ忘れてはならない要因は、
「防御因子」と「攻撃因子」のバランスを保つ自律神経(交感神経と副
交感神経)の働きです。ストレスは、この自律神経に悪影響を及ぼし
てバランスを崩し、潰瘍をできやすくします。ストレスにより交感神経が
興奮すると、胃の粘膜の血流が低下し、抵抗力が下がります。加え
て、白血球の一種が増加するため、活性酸素の発生も増え、胃の粘
膜を傷つけるといわれています。また、自律神経が乱れると、副交感
神経も刺激され、胃酸の分泌を増やすこともあるようです。胃粘膜の
防御機能が低下した状態で、胃酸の攻撃を受けることになるため、さ
らに胃の痛みや胃潰瘍へとつながりやすくなります。
胃潰瘍の予防法
ピロリ菌が胃潰瘍の原因の1つであることは間違い
ないようですが、普段の生活ではストレスを上手く解消し、自律神経のバ
ランスを健康に保つことが大切です。ゆっくりお風呂に入る、好きな音楽
を聴く、ウォーキングなど体を動かすこともお勧めです。冗談を言い合っ
たり、コメディ映画を見るなど、毎日笑う習慣をつけると自律神経のバラン
スだけでなく、免疫力を上げるという研究報告もあります。
その他では、タバコやアルコール、暴飲暴食は胃に負担をかけ、悪影響をおよぼしますし、お薬、特に痛み止めの中には、胃の粘膜を傷つけるものがあります。
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