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健 康 情 報
健康な目で 明るい毎日を
私たちが日常の生活で得ている情報の80%は、目から入るといわれています。
そのため、この大切な視覚に障害が起こると、生活の質をそこなうことになります。
目のしくみは、よくカメラにたとえられます。カメラは、レンズが
外からの光を集め、しぼりやピントの調整をし、フイルムに写しだすというメカニズムになっています。目でいうとレンズが角膜や水晶体、絞りやピント調整は虹彩(こうさい)や毛様体、フイルムは網膜に、そして脳が現像所に
相当します。外からの光はまず角膜を通り、その光を屈折させて
水晶体というレンズヘ送り込み、ピントを合わせます。
そして、網膜に像を結び、その情報が脳へ送られて
初めて「見えて」いるのです。
◆白内障◆
どんな病気?・・・加齢などが原因となり、水晶体が濁った状態が白内障です。症状・・・まぶしい、ものが二重、三重に見えるといった初期の段階から、かすむ、白っぽく見えづらくなり、
前で指の数がやっと数えられる程度まで進行していきます。治療・・・手術が確実で、今では安全に手術が行われるようになりました。不自由を感じたら、医師に相談しましょう。
◆黄斑変性症◆
どんな病気?・・・加齢などが原因となり、網膜の光を感じる中心部分「黄斑部」に障害(変性)をきたす疾患です。黄斑部が傷つくと、視野の中央がよく見えなくなります。
症状・・・初期には、ものがゆがんだり、暗く、小さく見え、病気が進むと高度の視力低下をおこします。
治療・・・レーザーを使ったり、直接血管を切除したり、薬剤を投与する方法があります。予防に関してはほうれん草やかぼちゃ、マリーゴールドの花などに含まれるカロチノイドの一種で、抗酸化作用のある「ルテイン」という成分が注目されています。アメリカの臨床では、ルテイン摂取者の黄斑変性症の発生率は、非摂取者に比べ、43%も低かったという報告もあります。
◆緑内障◆
どんな病気・・・眼球にはある程度のかたさがあり、形を一定に保つ為に、一定の圧力(眼圧)がかかっています。この眼圧を保つ為に「毛様体」で「房水」という目の栄養液がつくられ、循環し、排出されています。房水の流れが滞ったり、過剰に産生されると、目は圧迫され眼圧コントロールできなくなり、その圧力で視神経が圧迫され、障害を受けてしまいます。
視神経はいったん傷つけられると、元通り再生することはありません。結果、視野が欠けたり、ひいては失明にいたることもあります。これが緑内障です。
症状・・・ほとんどが自覚症状のないまま進行し、だんだん視野が欠けていきます。急性緑内障の場合は視力低下眼痛、頭痛、悪心等を訴える場合もあります。
治療・・・点眼薬で様子を見て、それでも悪化するようであれば手術をします。◆こうした病気にならないために◆
早期発見が進行を食い止めるカギとなるため、40歳を過ぎたら定期的に眼検査を受けましょう。
また生活習慣も病気の発症や悪化に関与していると言われているので、 以下のことに気をつけて、目を健康に保ちましょう。●日光から目を守るため、帽子やサングラスを使用する●喫煙をひかえ、高血圧を改善する●抗酸化物質をとる黄斑変性症の患者は、血中のビタミンEやカロチノイドなど抗酸化
物質の値が低いという報告があります。上述のとおり特にルテインが 予防によいといわれています。
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