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健 康 情 報
■日本人の4人に1人は「血液ドロドロ」?!
私達の体を流れる血液はスムーズに流れるようにサラサラしているものです。ところが血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が多くなると血液がドロドロになってきたり、血管の中を流れにくくなったりします。これは「高脂血症」と言われ、日本では約3000万人が該当するとも言われています。高脂血症そのものは自覚症状はありませんが、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因となることもあるため注意が必要です。
<高脂血症の診断基準(日本動脈硬化学会)>
総コレステロール | 220mg/dl以上 |
LDLコレステロール | 140mg/dl以上 |
HDLコレステロール | 40mg/dl未満 |
中性脂肪 | 150mg/dl以上 |
■ウエスト÷身長=0.5以上は「隠れ肥満」
秋本番!食欲の秋もほどほどに!!そこで簡単な計算で肥満の程度や「隠れ肥満」が分かる、新しい肥満の指標があります。ウエストサイズを身長で割るだけのもので、値が0.5以上だと、生活習慣病の危険が高まるそうです。人間ドック受診者約8500人のデータ分析で実際に裏付けています。身長1m70cmでウエスト85cmなら、ちょうど比率は0.5.これ以上ウエストサイズが大きくならないように注意!
■朝型人間はストレスが少ない?!
早起きは得意だが夜に弱い「朝型」の人は「夜型」の人よりもストレスが少なく、精神的な健康度が高い事が、厚生労働省研究班の研究で分かりました。
出勤時と帰宅時に、ストレスの指標となるホルモン「コルチゾール」の唾液中の量を測定した結果、朝型になればなるほど抑うつ度が低く、出勤時のコルチゾールの値も低いという相関関係が明らかになりました。逆に帰宅時の値は高。また、「不安と不眠」を示す指標も、朝型の人ほど低。ストレスが気になる人は早く寝て、朝型人間になったらどうでしょう。
■赤ちゃんが高熱でひきつけを起こした
乳幼児のひきつけは大部分が熱性けいれんです。ひきつけで命を落とす事はほとんどありませんので、落ち着いて安静にさせる事が重要です。
①衣類をゆるめ、冷水タオルや氷のうで頭を冷やす
②体は毛布で包み保温する
③口の中にたまった汚物はぬぐい取る
④5分以上続くようなら医師に連絡する
■動脈硬化に干ししいたけ
しいたけに含まれるエリタデニンという成分にはコレステロールを抑える作用があります。生よりも干ししいたけの方が薬効がすぐれています。
動脈硬化症には干ししいたけを煎じたり、火であぶってから粉末にしたものにお湯をさして飲む方法が効果的です。
■CoQ10(コエンザイムQ10)
CoQ10とは、カラダの細胞全てに存在しています。人の体内で生成され、また魚介類など多くの食品からも少量は摂取できます。そして私たちが健康的に生きていく上で、必要不可欠な物質でもあるのです。CoQ10は加齢をはじめとする様々な要因で減少します。CoQ10が不足すると、細胞内でエネルギーが十分に作られなくなって、細胞レベルの活性が損なわれると、心臓などの各臓器や全身がエネルギー欠乏状態に陥り、様々な不調が発症するといわれています。最近、CoQ10補給により、エネルギー不足から起こる心疾患を初めとした諸症状が改善されることが、多くの研究により明らかにされ、注目されている物質です。(ビオハートへ)
■月経前に眠くなるのはなぜ
月経の前に日中の眠気が強くなるという経験を持つ女性は多い。これは女性ホルモンの1つ、黄体ホルモンの作用によるもので、妊娠中に眠気が強くなるのと基本的に同じ機序により起こる。黄体ホルモンは、排卵が行われた後から生理の始まる前までの時期、また妊娠中に多く分泌される。黄体ホルモンが眠気を誘うのは、妊娠・出産という大事な時期を迎え、やたらに動き回って身体に悪影響を及ぼさないように、できるだけ休息を与えるためと考えられている。
■いびきについて
仰向けで眠っていると、筋肉がリラックスしてのどの周りや舌の付け根などが緩んで落ち込み、気道(空気の通り道)が狭くなる。この状態に、疲労、飲酒、肥満、あるいはなんらかの鼻やのどの異常などが加わるとさらに気道が狭くなって、出入りする空気がのどの壁を振動させる。これがいびきの起こるメカニズムである。規則正しく呼吸ができていれば、多少のいびきは健康上の問題にならない。ただし、いびきの裏に病気が潜んでいる可能性があるため注意が必要である。特に、睡眠中大きないびきをかき、いびきが止まったかと思うと又再開するなどのように、大きないびきとともに呼吸が一時的に停止するような兆候がある場合には睡眠時無呼吸症候群が疑われるため注意が必要である。
■なぜ寝返りを打つの?
寝返りは眠っているうちに身体の重みがかかって特定の部分の筋肉が疲労したり、血液の循環が悪くなったりするのを防ぐのが主な目的で、生理的な現象である。適度に寝返りをうって、身体の圧迫から解放し、血液循環の偏りを正す役割を果たしている。また、身体の下側になった部分には体熱がこもりやすいので、適度に空気に触れさせて熱を発散させる、さらには、日中の活動で歪んだ背骨(頚椎・脊椎・腰椎)等を修復するという役目も負っている。寝返りは気持ちよく眠り、身体の疲労を回復するために重要な役割を担っている。いわゆる「寝相が悪い」ことはこうした調整機能が活発に働いていることを示すもので、健康な睡眠には不可欠な現象である。
■寝だめ
一般的に、「明日は忙しいから、明日眠る分まで今晩眠っておこう」という寝だめはできない。次の日の事を考えて、いつもより早く床についても必ずしも早く眠れるわけではない。むしろ、いつも眠りにつく2~3時間前はもっとも眠りにくい時間帯であることがわかっている。したがって、寝だめを試みた経験のある人は多いが、成功したという話を聞かない。ただし、睡眠不足が起こると、これを解消するように自然に睡眠が長くなる。睡眠の質と量は、眠る前の時点で、どのくらい睡眠が必要かに応じて、我々が意識していないところで、脳の睡眠中枢により調整されている。必要な睡眠量が満たされると、後は浅い眠りが続くだけで、それ以上熟睡することはできない。
■金縛りについて
「金縛り」は、寝入りばなや中途覚醒時に、意識はしっかりしているのに身体の自由がきかなくなる現象で、睡眠麻痺と呼ばれ、思春期には比較的多くみられるレム睡眠に関連した現象である。レム睡眠中、脳は軽くまどろんだ状態で、眼球が活発に動く。一方、眼球を動かす筋と呼吸筋を除き、脳からの運動指令が脊髄で遮断され筋肉まで届かない。睡眠麻痺は、レム睡眠に特有な運動指令を遮断する仕組みが寝入りばなや中途覚醒時に働いてしまうため起こる。したがって、睡眠麻痺を起こした場合、夢様の体験を伴うことも多い。睡眠麻痺の原因は不明だが、睡眠時間帯が不規則だと出現しやすいことが分かっている。対処方としては、睡眠習慣を規則的にし、夜更かしを避ける。睡眠麻痺が起こってしまったら、意識的に目を動かすことが早く抜け出す助けになる。
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