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メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームって何?
メタボリックシンドロームとは「肥満、高脂血症、高血糖、高血圧」などの血管がつまりやすく、最終的には
「動脈硬化」となる危険因子を併せ持った状態のことです。危険因子が1つならまだしも、いくつか持ち合わせている場合、最終的には「狭心症」や「心筋梗塞」、「脳梗塞」といった命に関わる重大な病気が同時多発する可能性もあります。メタボリックシンドロ一ムはこうした命に関わる病気につながる、非常に危険な状態なのです。
動脈硬化になる危険性が高いのはどっちの肥満?
メタボリックシンドロームの大もとには「食べすぎ」運動不足」といった生活習慣があります。このような生活は肥満を引き起こし、血中脂質・血圧・血糖値が上がっていき、病気につながります。このことから「肥満であること」が
大きな要因となります。肥満といっても体のどの部分に脂肪がつくかによって、2つの種類に分かれます。
●洋なし型肥満…下腹・腰のまわり・太もも・お尻の周りの皮下に脂肪がたまる「皮下脂肪型肥満」
●りんご型肥満…腸や胃、肝臓などの内臓のまわりに脂肪が蓄積し、中高年に多い「内臓脂肪型肥満」
メタボリックシンドロームの診断基準とは
2005年4月に定められたメタボリックシンドロームの診断基準による
と、へその高さのおなか周りが『男性85cm以上、女性90cm以上、』の
場合に、内臓脂肪型肥満と判断され、加えて『高脂血症・高血糖・高
血圧』のうち2つ以上の項目に当てはまると、メタボリックシンドローム
と診断されることが、内科学会を含む8学会により発表されました。
*1つ1つの症状が重くなくても、いくつかを合併していると、体の
中では血管がつまりやすい動脈硬化が進行しています。そんな理
由から、血糖や血圧の基準値は、一般の糖尿病や高血圧の診断
基準よりも厳しくなっています。
メタボリックシンドロームにならないための日常生活の注意点!
内臓脂肪を減らし、メタボリックシンドロームを防ぐためには食習慣、運動、睡眠、ストレスの解消などが必要となります。
その中のうち、『食習慣』について、いくつか挙げてみましょう。
★ビタミンB群の不足は肥満を招く!
ビタミンB群は、糖質や脂質をエネルギーに変える重要な働きがあります。そのため、ビタミンB群が不足すると完全に脂肪は燃えきれず、体内に蓄えられてしまいます。また、ビタミンB群の不足はイライラの原因のもなります。そのストレスを解消しようとして、つい飲みすき、食べ過ぎをしてしまって、肥満につながるのです。そうならないために・ビタミン・特にB群は不足しないように摂りましょう
★油は植物性のものを選んで上手にとる
体の脂肪を減らすためには、摂る油の量にも間題がありますが、
「質」もとても重要です。油には、肉類、鶏卵、
乳製品に多い飽和脂肪酸と、植物油や魚油に多い不飽和脂肪酸の2種類があります。動物性の飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを増やし、摂りすぎると生活習慣病を引き起こす要因になります。一方、植物性の不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを減らす働きがあることが知られています。日常の料理などではできるだけ植物性の油を使うように心がけましょう。
★野菜や海藻、きのこ類で食物繊維を摂る
食物繊維はコレステロールの吸収を抑える働きがあり、動脈硬化や高脂血症の予防に
役立つ「第6の栄養素」として注目されています。
1日に摂りたい野菜の量は約300gです。食
物繊維の豊富な野菜や、海藻などをバ
ランスよく、摂ることを心掛けましょう。
★よく噛んで腹八分目が食事の基本
仕事や家事の合聞にとる昼食を10~15分くらいでさっ
と済ませていませんか?早食いをすると浦腹を感じる前に必要以上に食べ
すぎてしまうため、エネルギーオーバーとなり肥満につながります。1口30回噛むことを目安にゆっくり食べる習慣をつけましょう。
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