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健 康 情 報

めまい

忙しい日常生活の中、軽いめまいを感じることはありませんか? 現代社会において、めまいを訴える人の数は近年増えてきていますが、めまいは日々の生活習慣改善と健康増進で、予防できることも多いです。

◆めまいの原因はさまざま

一口にめまいといっても、その感じ方は人によって様々です。"めまい"は身体のバランスを保つ平衡感覚がうまく働かなくなる事で起こります。

①疲れや精神的ストレスなどからくる軽いめまい
日常生活でしばしば感じる軽いめまいは、従来40~50代のサラリーマンに多いとされてきましたが、近年は20代や30代の若い層や働く女性にも増えてきました。このようなめまいは、仕事上の絶え間ないストレスや緊張が蓄積されて起こる、自律神経の調節機構の不調が原因ではないかと言われており、症状の程度や部位がはっきりせず、臓器や器官に明らかな障害の見つからない"不定愁訴"の一つとして捉えられています。

②体の病気が原因で起こるめまい
体の病気が原因で起こるめまいは、医学的には大きく分けて以下の表のような2種類に分けられます。
病気により起こる
めまいの種類
めまいの感じ方
原因
回転性のめまい
(末梢性めまい)
目の前の光景や、自分自身がグルグルと回っ ているように感じる。難聴・耳鳴り等が起こり易く、めまいは強い事が多い。症状が重いと吐き気や冷や汗を伴う。内耳の三半規管や耳石器、前庭の病気が原因。代表的なものとしてメニエール 病(コラムへ)や前庭神経炎、 良性発作性頭位めまい症など。
不動性のめまい
(中枢性めまい)
ふわふわして、足が地に着かないように感じる。難聴や耳鳴りはほとんど起こらず、めまいが軽い事も多い。物が二重に見えたり、手足や顔面のしびれ・ふるえなどが起こることもある 脳の、平衡感覚に関する様々な場所に 起こる病気が原因。脳内の血液循環不 全や腫瘍、炎症など。

◆めまいの予防

不定愁訴としてのめまい感やストレスの蓄積・生活習憤が引き金と なって起こるめまいには、ストレスの解消や生活習慣改善、日々の健康増進で予防できるものがあります。
日頃の健康のためにも試してみましょう。

◆ストレス解消法

①仕事量を少なめにして睡眠時間の確保を心がけましょう。
②ウォーキングや水泳、エアロビクス等の快適な運動で汗を流 しましょう。(集団スポ一ツは、人によっては周囲に気を遺う など、ストレスを溜めてしまって逆効果の場合もあるので、取 り組む環境にも考慮が必要です。)
③趣味や友人との息抜きなど、楽しみの時間を持ちましょう。
④個人の自由な時間を持ちましょう。

◆血行改善が重要

めまいを起こす病気の原因には、血圧の変動や、血液循環のさまざまなトラブルも深く関係しています。
①減塩・・・塩分を控えて、メニエール病の発症原因となる内リンパ液の水分の蓄積を防ぎましょう。(目安としては「1日8g以下」)
②血液循環の改善・・・糖尿病、動脈硬化、血管障害などによって血液の循環が悪くなると、めまい(特に不動性のめまい)を悪化させる原因となります。日頃から規則正しい食生活や適度な運動を心がけ、血管の健康にも気を配りましょう。
*****コラム*****
メニエール病
~再発の誘因はストレス~

メニエール病とは、働き盛りの40~50代 に突然発症するケースが多く、激しいめま いが繰り返すと同時に耳鳴りと難聴にも悩 まされる病気です。原因としては内耳の中 の内リンパ液が急に増えて起こる"内リンパ 水腫"が考えられていますが、根本的な原 因は未だ不明とされています。不定愁訴と してのめまい感とは全く別の病気ですが、 発症と再発・進行には生活習慣の乱れに加えてストレスも深く関わっている事が 解明されてきました。日頃からストレスを自覚して、対策をとることにより発症初期で メニエール病を予防することが大切です。


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