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寝てばかり(痛みとしんどい)80歳代 男性 2017・8・31
身体中の痛みとしんどさのために寝てばかりで、息子さんが相談に来た。息子さんは現在も頚椎ヘルニアの漢方薬を飲んでくれているが、痛みと痺れが半分くらいに減っているから、父親にも漢方薬が合うのではないかと思ったらしい。一言で言うと「老人を元気にする」煎じ薬を作って飲んでもらった。調剤しているときから強烈な臭いがする漢方薬だが、まずいまずいと文句を言いながら飲んでいたら、1週間目くらいに急に布団から出たらしい。今は毎日家の中でごそごそしていると言っていた。
僕は老人のこの手の薬は、治療薬と言うより「元気にする」漢方薬を選択することが多い。自然治癒力が溢れんばかりの若者なら患部を狙ったピンポイントの漢方薬で治るが、老人は治癒力がかなり減っている。元気にしないと治る訳がない。
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落ち着かない(焦燥感) 30歳代 男性 2017・8・30
元々人が苦手で友人がいない。そのために夜勤を選んでいる。人が少ないほうが気持ちが楽なのだそうだ。最近、罪悪感にさいなまれて、いても立ってもおられなくなり、母親が心配して相談に来た。なんでもないことを気にして自分が悪いと責めるのだそうだ。お母さんも優しそうな人。2週間分漢方薬を作って持って帰ってもらった。すると最近は全く不安を口にしなくなったそうだ。お母さんが以前から漢方薬を服用してくれているので、心療内科より僕の薬局を先に訪ねて来てくれた。精神病薬を一度も口にせずに治ってくれてうれしい。念のため、もう2週間分持って帰られた。
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老人の鬱(ウツ) 70歳代 女性 2017・8・29
この年齢でまだまだ人のお世話(医療職)をしている。ところが家では体調を崩した御主人が罵声を浴びせる。その声におびえて、最善を尽くそうとするが気持ちと身体がついていかない。食欲もなくなり不眠になり、いつもおどおどするようになった。漢方薬を2週間分飲んでもらったら、体力とともに気持ちが上がってきて、罵声を浴びせられてもそんなには応えなくなったそうで、また2週間分持って帰った。病院勤務時代、心の病気の薬を見てきたので、なるべくならその種の薬ではなく漢方薬で治りたかったそうだ。
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老人の痛み 80歳代 女性 2017・8・28
お嬢さんが相談に来られた。母親を介護しているのだけれど、朝から晩まで「痛い、痛い」と言って困らせる。病院にかかって治療してもらっているが全く効かなくて、母親の訴えに気が参ってしまうと言っていた。飲み薬を飲み、張り薬を身体中に張っているらしいが効果がない。そこで僕は痛みを止めることよりも、筋骨を強くする漢方薬を飲んでもらった。当初は効果がないけれど、何かしないと気が狂うという消極的な理由で飲んでもらっていた。2月16日に飲み始めてついに昨日「母が一度も痛いといわなくなりました」と嬉しい報告をもらった。親子でよく頑張ったと思う。長生きしても痛みとの戦いでは意味がない。
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血小板減少 50歳代 女性 2017・8・25
「主治医は血小板を増やす薬はないと言うけど、増えとるがなあ」と嬉しそうな顔で報告してくれた。血小板が3万くらいだったのが、8万に増えた。検査のたびに少しずつ上がっている。僕は血小板を増やす現代薬がないことを知らなかった。今まで数人お世話をしていて、漢方薬で元気にしてあげると何故か増えてくるのを経験していたから、そんなに難しいトラブルだとは思っていなかった。昨日のその話を聞いて、いい仕事が出来ているんだと自己満足させてもらった。
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こむら返り 80歳代 女性 2017・8・22
80歳代の女性同士が共同生活をしている。2人とも夜寝ているときにこむら返りが相当激しく来る。当然病院でツムラの漢方薬をもらって飲んでいるが効かない。2人の女性にはある漢方薬を作った。下半身の血流を改善する薬だ。単に改善と言ってもそんなに簡単ではない。心臓のポンプ力が上がらないとダメだし、静脈と言う溝みたいな血管を掃除しなければならない。そのためには気持ちが前向きでなければならない。そんな漢方薬を二人に送って飲んでもらったら、案の定こむら返りが改善し始めて喜んでくれている。ツムラの何番かを飲むのでは、虫歯の人が痛み止めを毎日飲んでいるのと同じことだ。決して虫歯は治るわけでもなくむしろ進行していく。血流を回復しないでこむら返りの薬で満足していたら、いずれ原因となっている循環器系の病気が取り返しつかなくなってくる。
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肝臓の数値 50歳代 男性 2017・8・18
ガンの手術後2年くらい漢方薬を飲んでくれている。転移もなく元気に仕事に行っている。最近気がついたのだそうだが、肝臓の検査値がどんどんよくなって、医者も不思議がっているらしい。どうしてと聞かれたから、作っている漢方薬の特徴を教えたら納得して喜んでいた。
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焦燥感(イライラしてじっとしておられない)30歳代 女性 2017・8・17
過去の不愉快な出来事がフラッシュバックして、いたたまれなくなりじっとしておれない。イライラカッカして物にあたる。そういったときは目が開かない。お通じも不快になる。病院でもう何年も6種類の抗精神病薬を飲んでいる。相談に来てくれたその女性はとても知的でおとなしく、そのような訴えがにわかには信じられなかった。僕は肩の力が抜けるような漢方薬を2週間分作って飲んでもらった。すると焦燥感やイライラ、カッカが7割減った。だからますます落ち着いた素敵な女性に見えた。何か乗り越えられないものに遭遇してこうした症状に逃げ込んで身を守ったことが病気なのかと、僕には思えてしまう。彼女が苦しんだ7,8年は当たり前のことではなかったのかと。心療内科のお医者さんのように僕は専門家ではないが、このように考え、このように漢方薬を作ったら、とても楽に過ごしてもらえる人が結構多くいる。治ったという言葉を使ってもいいのではないかと思える人が一杯いる。僕に言わせれば、不調な状態が結局は身を守ってくれ、長いトンネルを抜けただけだと思うのだが。トンネルの中も人生の一部だっただけだと思うのだが。トンネルのない人生なんて、よほど幸運な人か、よほど図太い人間だけだ。そんな人間一握りで、そんな人間を基準にすべきではない。
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陰部の毛嚢炎 70歳代 女性 2017・8・16
場所が場所だけに続けて病院には行きたくないと言った。2ヶ月前にそのトラブルになって病院に行き抗生物質で治してもらった。1週間近く前に前回と同じような症状が現れたと相談を受けた。漢方薬で抗生物質と同じような働きをするものを飲んでもらったら、2週間で治ってしまったらしい。漢方薬で抗生物質と同じようなことが出来るのは、アレルギーを持っている人たちには朗報だ。
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頚椎ヘルニア 60歳代 男性 2017・8・4
話をしている間にも顔をしかめる。牽引などをやっていたが、今は痛み止めを服用してごまかしている。それでもお百姓をしている。どう見ても治る環境にはない。ただ仕事をやめるわけには行かない。せめて痛みだけでも軽くなればと期待されてこられた。煎じ薬を2週間分ずつ持って帰られた。この種のものは難敵だから急に改善することは難しい。そこで4ヶ月だけ時間をくださいと最初から頼んだ。昨日とりに来られたときに丁度2ヶ月が過ぎて、痛みが3割なくなったらしい。3割も改善すれば随分と楽らしくて、骨粗しょう症で「痛い痛い」と毎日言っているお父さん(96歳)の薬も作ってと頼まれた。
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脊柱管狭窄症 70歳代 女性 2017・8・3
もう諦めていたそうだが、知人に紹介されてきた。痛みで連続だと200メートルしか歩けない。病院でかなり強烈な痛み止めももらっているが期待したほどは効かないし、麻薬に近いから飲みたくないという。相談に来て帰る際に、なんだか希望が出てきたと喜んでいた。それはこちらに対するプレッシャーでもあるのだが、お役に立ちたいと強く感じた。2週間飲んでいただいた頃には「何となくいいかもしれない」とこちらに気を遣ってくれたような返事だった。4週間目には、「電球が切れたので椅子の上に上がって電球を替えた。バランスが悪くても腰が痛くならなかった。今までは絶対そんなことしなかったけれど出来た」と報告してくれた。牛窓までやってきてよかったと言っていた。、
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背中が寒い 80歳代 女性 2017・8・2
不思議かもしれないが、この暑いのに、寒い寒いといって冬用のジャンパーを着てくる。苦痛で顔がゆがんでいる。こんな症状は珍しいが今まで2人遭遇した。この女性には体を温める薬を出したりしない。大切なことは、その方が寒い寒いと言って何を求めているかだ。僕には何となくその意味が分かったので1週間分だけ漢方薬を作って渡した。1週間後に開店前に電話をかけてきて、漢方薬をまた作ってという。クーラーが効いて寒くて入る事ができなかった通所施設に今日は行ってみると言った。その後薬をとりに来たが顔はゆがんでいなかった。
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腹痛 40歳代 女性 2017・8・1
このあたりですかね、この辺ですかねと正確に言い当てることが難しい腹痛。こういった漠然とした腹痛は心が作っている場合が多い。この女性もとても繊細な方だから、どこの腹痛でも効く漢方薬を飲んでもらった。すると3日で完治。
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舌が痛くて唇が乾く 80歳代 女性 2017・7・31
1月から急に舌の先端と横が痛くなり、しょうゆや酢が使えなくなった。唇も渇いて割れ痛い。この暑さでもリップクリームを使っている。胃も悪いし寝付きも悪い。病院に通っているが、先生が理解できないのか、治療に不信を抱き見限って相談に来た。病院では持病の血圧と不眠を合わせて8種類の薬をもらって飲んでいる。すぐに原因が分かったので2週間分だけ漢方薬を作って持って帰ってもらった。2週間後の土曜日に来られて、8割がた治ったと言った。もう少し飲んで100%にしたいからと言って、また漢方薬を持って帰った
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血小板減少症 50歳代 女性 2017・7・27
血小板が2万になったら治療をしましょうといわれている。今まで3万まで下がっているが、それまで指をくわえて何もしないのが不安でやって来た。海の仕事をしていて、足首から下が異常に冷える。漢方薬を飲み始めて2週間で丁度検査に日だった。検査で7000くらい増えていた。漢方薬を飲み始めて足首から下の冷えが消えていたので期待していたらしい。今回から1か月分ずつ持って帰る。
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老人を元気にする 90歳代 男性 2017・7・26
庭の木を剪定していて、脚立から落ちて肋骨を折ったと教えてくれたのは、96歳のお父さんの世話をしている男性。困ったものですと言うが実は2年前はもっと困っていた。当時、毎日体が痛い痛いと言って病院に連れて行っていた。診療所では鍼治療もしてくれるから毎日行っていたそうだ。シップは身体中に貼り、あっという間になくなる。死にたい死にたいと言っては家族を困らせていた。僕の息子がそこに転職して、何とかならないだろうかと相談を受けた。そこで痛みを対象にするのではなく、老人を元気にしてあげる煎じ薬の処方を教えた。するとそれこそ見る見るうちに元気になり、痛いなどと口にすることもなく、鍼治療もシップも必要なくなった。そして今まで止めていた農作業の手伝いやボランティアで庭木の剪定などを始めてすこぶる元気に幸せそうに暮らしている。そこで今度の転落事故。でも、入院期間も短くて、またごそごそ動いているそうだ。
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手のひらの汗 中学生 男性 2017・7・25
いわゆる年頃だからいろんなことが気になるのだろう。元々繊細な子だから、手のひらに汗はかきやすい。人と触れるのに躊躇いもあるかもしれないが、自分でも嫌なのだろう。思春期の子の手汗の漢方薬を作って飲んでもらったらよく効いて、同じ漢方薬を作ってほしいと依頼があった
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肩こり 70歳代 女性 2017・7・24
膝の痛みと肩こりを同時に治してという依頼。肩こりの漢方薬に膝の薬を併用しようか、膝の漢方薬に肩こりの薬を併用しようか迷ったが、肩こりの処方を優先した。2週間で随分と肩こりは楽になった。今度は膝の処方を優先してと頼まれた。患者さんもよく理解している。
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起立性調節障害 中学生 女性 2017・7・21
小学校5年生から起立性調節障害。血圧を上げる薬を飲んでいるが、朝の10時から11時でないと起きられない。夜は朝の3時頃まで寝付けないから睡眠薬を飲んでいる。おまけに頭痛、吐き気、腹痛、下痢を伴って、気の毒と言うしかない。僕はこの年齢で睡眠薬まで呑まされていることに驚いた。祖父母が牛窓にマンションを買い大阪から時々やってくる。祖父の萎縮性胃炎を漢方薬と天然薬で解決したら、田舎の薬局をえらい信頼してくれて今回お孫さんのことを相談された。2週間分持って帰られた。2週間後の昨日、お母さんの報告が、2週間前と変わらないという一言ことだったので、一つずつ確認させてもらった。頭痛と吐き気は問題ないくらい減ったらしい。学校も行けているそうだ。でも夏休みが近いから気が楽になったからでしょうと言っていた。
次の2週間分を大阪に持って帰るために祖保母が昨日薬局に寄ってくれた。祖父母は何と運動会?に孫が出て、1日中参加したと教えてくれた。もともとは足の速い子だったそうだが、3年ぶりに走っている姿を見て嬉しかったそうだ。
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耳鳴り 50歳代 男性 2017・7・19
3ヶ月前から寝るときに両方の耳からキーンと言う音がして眠りにくくなった。寝付くのに1時間かかり、3時間くらい眠ったら目が覚めてそれから朝まで眠れない。のぼせた感じがあり首や肩がこる。血圧も高い。
何となくイライラしている。質問をさえぎって返事をしてくる。明らかに血液の偏りがある。それを改善する漢方薬を飲んでもらったら2週間で睡眠に関しては100点。のぼせもかなり軽くなった。そして耳鳴りは5割に減った。耳鳴りの治療は困難を極めるが、発症後3ヶ月できてくれたからよく効いたのだと思う。また2週間分を持って帰った。
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過活動性膀胱 50歳代 女性 2017・7・18
車に乗ると急激に尿意が襲ってくる。だから他人と同じ車に乗れない。今では電車でも同じ症状が起こる。前日から飲んで、気にしなくて乗り物に乗れる漢方薬を作って送った。すると後日以下の様な報告があった。
先日いただいた過緊張の頓服も よく効いたようです。大阪に行く前日の夜に飲みましたが 何も考える事なく 仕事に行くくらいのテンション(普段のお出かけ) で出かけられました。 念願だった大阪での〇〇も楽しめました
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統合失調症 30歳代 女性 2017・7・14
専門家でない僕がこんなことを言うのは失礼かもしれないが、実際に僕の薬局ではこんなことも時々、しばしば?起こるので、紹介して参考にしていただければと思う。
この女性を紹介してくれたのは岡山県の人。心療内科における自分の病気の治療(適応障害)でとんでもない目(起き上がれない、死にたい)にあって、それを僕の漢方処方で救うことが出来た。勿論現在は布団からも出ているし、大好きな釣りにも行くし、よく笑うし、仕事に行こうかと思案をし始めた。この女性が適応障害ではないと思ったのは、適応障害になった理由が嫁ぎ先の姑の態度だったからだ。理由を聞いてすぐに思った。適応したんだと。あの状態で本当に気持ちを強くして頑張ったら、ある日折れてしまって取り返しが付かなかっただろうと。適応障害的な症状を呈することによって命を守ったのだと。だから僕が作ったのは心身ともに元気にする漢方薬だった。それで起きれたし、食べれたし、笑えたし、釣りにも行けた。
この女性が自身がとても元気になったので、九州のある友人を紹介してくれた。10代でパニックになり、デパスで治療していたが起き上がれなくなって、その後統合失調症と診断されて8年間治療をしている。この病名がついたら薬はかなりのものを飲む。7種類もの精神病薬をもらって飲んでいる。その他副作用防止の薬などを含めると10種類の薬を飲んでいる。その挙句が・・・いつもイライラして、不安感にさいなまれる。太陽がまぶしく、些細な音でも耳に響く。おまけに副作用で20kg以上太っている。僕はこの方から電話を受けたときにすぐに思った。「本当に統合失調症?」と。言葉は丁寧で分かりやすいし、明るくて礼儀正しい。何の問題があるのだろう。青春時代の夢も聞いたが、かなっていたらすばらしいだろうなと凡人の僕から見れば羨ましいくらいのものだった。
心療内科で何を判断材料に統合失調症と言われたのか分からないが、僕はその診断名を無視して感じたままの漢方薬を作った。その方の不安材料をとることだけの処方だ。結局2週間分でその全てが治った。漢方薬は脳の中に進入できない。脳の中をいたずらにかき回すより、食べ物の延長みたいな薬草で心身を養ってあげたほうが自然に回復する能力を導き出すことが出来る。心の病気も肉体の治療と同じ発想をしてもかまわないのではと思う。僕は専門家でないから、心の病気も治ると素朴な勘違いをしているのかもしれないが、実際に薬草で治る人が多いのだから、この楽観的な発想を引っ込めることはできない。
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ホットフラッシュ 50歳代 女性 2017・7・13
毎日何回も襲ってくるホットフラッシュを、自分でも制御できないので、会社でも家庭でもなんだか人に迷惑をかけているような気がして後ろめたかった。会社を辞めようかと思っていたが、煎じ薬を飲んで1ヶ月目には、症状が3割くらいに減ったから、会社を辞める選択肢はなくなった。現在漢方薬を始めて半年目で、ホットフラッシュはほとんどゼロに近づいたから漢方薬を止めようか迷っている。会社を辞めるか迷うより余程幸せな迷いだ。
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逆流性食道炎 70歳代 女性 2017・7・12
御主人のガンの闘病を支えている頃から逆流性食道炎の薬を病院でもらって飲み始めた。もう数年飲んでいる。それなのに毎日胸の辺りが不快で相談に来られた。逆流性食道炎はプロトンポンプ阻害薬(タケプロン、オメプラール、パリエット、ネキシウム、タケキャブなど)と言う胃酸の分泌を強烈に抑制する薬が用いられるが、本来胃酸などそんなに出ないお年寄りに用いるものかとずっと不信感を抱いていた。若者で一時飲むのならまだしも、ずっと飲ませると外部から進入したばい菌を胃酸で消毒できなくなり、病気になってしまうのではないかと考えていた。今回ドイツで言われ始めたのが、プロトンポンプ阻害薬を連用すると痴呆が1.4倍に増えるという研究結果だ。これ以外にも今副作用報告が一気に噴出しつつある。この女性は漢方薬とある天然薬との組み合わせで何年ぶりかに胸元が楽になったと言っている。勿論プロトンポンプ阻害薬は止めた。
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めまいで外出できなかった 60歳代 女性 2017・7・11
この数年、めまいが怖くて外出をしていなかった。家の中でも立っている事が怖いから家事もできずに、歯がゆい思いでいた。ストレスも相当あり、頭痛がする。めまいはじっとしておいても治らないと説明し、出来ることはするという心構えで漢方薬を飲んでもらった。半年くらい経って、料理を作り始めた。そして最近は家族となら外出できるようになった。生活の質が全然違うし、本人は勿論家族も喜んでいる。
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肩こり 60歳代 女性 2017・7・10
病院の下剤とコーラックを併用して何十年。さすがに体を心配してやって来てくれた。妹が交通事故後遺症を僕の漢方薬で解決できたのを見て決心したらしい。来た時から望みはないと思うけれどと言っていたが、3ヶ月漢方薬を飲んでいただいて今は毎日とても気持ちよく出ている。僕が作ったのは下剤ではなくて自律神経を整えるものだったのだが、1ヶ月目で熟睡できるようになったと喜び、最近3ヶ月目で来られたときには、あれだけひどかった肩こりもなくなったと喜んでいた。睡眠も肩こりも意図したものではないが、自律神経が整ってくるとこんなよいことも起こる。
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偏頭痛 20歳代 男性 2017・7・7
喘息の発作で入院していた。退院してすぐに偏頭痛が起きた。喘息発作のために飲むことが出来る頭痛薬としてアセトアミノフェンを処方され、服用できる最大量を飲んでいるが収まらない。漢方薬なら飲めると思って相談に来た。牛窓の人だから5日分漢方薬を作って飲んでもらうことにした。2日後、喘息の人間でも使うことが出来るシップ薬をくださいといってやってきた。そこで偏頭痛はどうなのと尋ねると、3回飲んだら治ったそうだ。1回目ですぐに楽になったとも言っていた。もったいないから5日間は飲んでおくと言っていた。
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頚椎ヘルニア 60歳代 男性 2017・7・6
勤めと農業の両方で頑張っている人。2年くらい前から頚椎ヘルニアで苦しんでいる。病院でリリカを飲まされ、以来病院には行っていない。痛み止め以外の治療を求めてやってこられた。漢方薬を2週間分ずつ渡しているが、2ヶ月経った昨日「夜うずいていたのはなくなった」と教えてくれた。尋ねるたびに「まだ効いてこない」とばかり答えていたのに。1ヶ月くらい前から、夜は楽になっていたらしい。
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大怪我後の足のむくみ 70歳代 男性 2017・7・5
運が悪かったら命を落としているところだったそうだ。大腿部を農機具で切断しそうになった。退院後も事故をしたほうの足が倍位に腫れる。病院からは治療は終わったといわれる。日常生活は出来るがいつも不快感と同居。リンパの流れをよくする漢方薬を飲んでもらうと、足の腫れが少なくなり楽。ただし薬を止めるとまた腫れだす。リンパの流れが切断されたのだろうから完治はないかもしれないが、心も軽くなる漢方薬だから気持ちがいいのか、結構不真面目な人だが真面目に飲んでいる。
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不整脈 40歳代 女性 2017・7・4
不整脈を起こして漢方薬でほぼ解決したと思っていたら、何かのきっかけで再発し、治らないんだと一気に不安になった方。治って喜んでいたから余計不安になったのだろう。治ってくれていたからまた同じ漢方薬を作って飲んでいただいた。すると今回は思ったほど効かない。そのために不安が増幅し気の毒なほど落ち込んでいた。そこで僕は、薬を倍量量って飲んでもらうことにした。すると1包でよくなってとても喜んでくれた。こうしたことが出来るのは、薬局製剤を作ることが出来る免許を持っているおかげだと思う。普通の薬局やドラッグでは絶対出来ない。
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腰痛 80歳代 男性 2017・7・1
治っていたのなら早く連絡してってところだ。2ヶ月前に腰痛の相談に来た。80を超えても大百姓で毎日農作業に精を出している。ところが腰痛で作業を手控えないといけなくなった。息子さんは仕事に出ているから当てにならない。病院の治療も効かない。奥さんが長年漢方薬を飲んでいるので連れられてきた。筋肉性の腰痛だから体温を上げて血流を盛んにすれば治るだろうと思っていたが、2週間経っても何の音沙汰もない。先日買い物に来たから尋ねてみると、「不思議なくらい治った」と言っていた。僕としては不思議ではなくそれを目指していたのだが。もっともこんなことは日常茶飯事でしばしば経験することだが。
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