相談 漢方 アトピー 栄町ヤマト薬局

 

2010年/9月〜10月|11月〜12月
2011年/1月〜2月|3月〜4月|5月〜6月|7月〜8月

夜間尿  男性 80歳代  2011・5・1
病院に行っても夜間の尿が全然減らなくて、5回も起きていたら眠っている気がしないらしい。奥さんにお金がもらえないからと隠れるようにしてくるが、4ヶ月目に入った今日尋ねてみると、と言うのは来るたびに効かない効かないをくり返すので、夜2回しかオシッコに起きなくなっている。おじさん、そう言うのを世の中では効いているというのだよ教えてあげた。2回しか起きないと寝た気がさすがにするらしく、喜んでいた。次は1回を目指して頑張るそうだ。

過敏性腸症候群  女性 30歳代  2011・5・5
マウスピースを毎晩して寝るみたいだから相当の歯ぎしりの持ち主だ。とても優しそうな魅力的な女性だったが、過敏性腸症候群で長年苦しんでいるくらいだから、自分の気力体力を超えて何かと戦っているのだろう。僕にとっては過敏性腸症候群も歯ぎしりも同じ処方だから、過敏性腸症候群の治るスピードに対して遅れているなと思っていたら、ここに来てかなり改善していると言ってくれだした。一気に緊張がとれ始めたのかもしれない。お腹も歯ぎしりも治れば万々歳だ。

足がガクガク  女性 80歳代 2011・5・6
最近、足がガクガクするという相談が相次いでいる。主観的な訴えだから正確には言葉で表現できないみたいだし、こちらも理解しにくい。ただ言えるのは明らかに老化現象だし、筋肉の落ちようにも影響されていると思う。だからこの女性にも、老化に抵抗する漢方薬を飲むのと並行して歩くことも心がけてねってお願いしていた。今日で3ヶ月目にはいるが、足がしっかりしてきた上に血糖値が下がったと言って喜んでいた。

火傷  男性 30歳代 2011・5・7
連休中のある日、寒風陶芸会館の職員から営業しているかどうかの確認の電話がかかってきた。程なくしてやってきた彼は手に火傷をしていた。同僚の職員が火傷をしたらヤマト薬局に行けばすぐ治る塗り薬があると教えてくれてので飛んできたそうだ。娘夫婦が作っている紫雲膏のことだが、材料に高級品を使っているから、昔からよそで買っていた人達も今はわざわざ注文をくれる。陶芸会館だから火傷をする人が多くて、大きいのを買って帰って備え付けておくことにするらしい。

イライラ・焦燥感  女性 50歳代 2011・5・9
イライラを取るだけでこんなに喜んでもらえるのかと思った。逆にその喜びようでイライラすることの不快感も相当のものだと言うことも分かる。単なる更年期のイライラを超えて、焦燥感(いてもたってもいられない)と紙一重だったのかもしれない。焦燥感にまでなるともうこれはほとんど恐怖に近いから、それをとって上げると嬉しいのはわかる。漢方薬が連休で3日切れたら復活しそうになったからまたもらいに来たと言っていた。


過敏性腸症候群(下痢型)  女性 20歳代  2011・5・10
「好循環で、さらなる回復を期待して飲みたいと思います。ちなみに、夕食に焼き肉の食べ放題に行った後も、痛くならなかったのはすごいと思いました」
 過敏性腸症候群の方が送ってくれたメールだ。やりたいことを我慢して青春を送るのはもったいない。無謀が許される唯一の時期なのだから、ブレーキのない日々を過ごしてほしい。この女性はきっと完治する。とても優しい感じの女性だったが、行動範囲を狭めることなくもっと広い範囲で活躍して多くの人を助けてほしいと思う。過敏性腸症候群は治るもの、僕の薬局では当たり前の話だ。治らないと決めているのは世間の方だ。ガス漏れの方でもすでに300人近くが完治しているのだから。

耳鳴り  女性 70歳代  2011・5・11
以前耳鳴りの漢方薬を半年くらい飲んでいた女性が久し振りにやってきた。当時どうだったのと尋ねたら、収まっていたという。一言教えてくれていれば心配しなくてすんだのにと思うが、まあそんなものだ。今日来たのは又復活したらしくて、寝ようとするとジージー鳴ってうるさいそうだ。又同じ漢方薬を飲めば治るじゃろうと勝手に決めていて、同じ漢方薬を持って帰った。耳鳴りのお世話は大変難しくてこちらは必死なのだが、意外と皆さん困っている割にはおおらかだ。


喘息  男性 40歳代  2011・5・13
喘息のために吸入をしている。もらっている吸入が効きにくくなったので漢方薬を補助で使いたいと言ってきた。最初1週間分作ったら結構効いたと言って又取りに来た。次の1週間は結局吸入薬を使わなかったそうだ。とても喜んで今日は2週間分持ってかえった。吸入薬を使わなくてすむとは思っていなかったらしくて驚いていた。

涙目 目が痒い  女性 30歳代  2011・5・14
かなり強烈な花粉症があるのに、現代薬の薬や点眼剤が使えない。使えばそれに対してアレルギーを起こし余計辛くなる。目の前に座っていても常に目から涙を流しハンケチで拭くき続ける。目が痒くてショボショボを頻繁にくり返す。2週間分漢方薬を作って渡していたら、涙は8割改善。痒みは3割改善してくれた。ずいぶんと楽でマスクをせずに数年ぶりに外出したらしい。

  男性 70歳代  2011・5・16
最近意外と風邪ひきが多い。その中で咳がなかなか止まらずに困っているという人がいて、漢方薬を作ってと指名で来る人もいる。この人は奥さんの栄養失調気味を漢方薬などでお世話しているからその気になったのだろう。もう10日くらい咳いているという。とくに寝てからヒイヒイ言うのでその症状に効く薬草も使った。4日後に奥さんがやってきてほとんど治ったけれど念のため作って下さいと言われた。


首の回りのイボ  女性 40歳代  2011・5・17
数え切れないという表現が正しかったし、一つ一つが結構大きくて色は黒かった。飲んでいると風邪をひかないと言うこととむくまないと言うおまけみたいな効果もあって2年間首の回りのいぼを治す漢方薬を飲んでくれている。今日も取りに来たが、本人も認めているように、数えられる数になったし、色もうす茶色で大きさも圧倒的に小さくなった。まだ気にはなるらしいが、以前のように隠しまくってはいない。

口臭  男性 60歳代  2011・5・18
家族に、口臭がひどいから何とかしてきてもらってと無理矢理こさされた方。見るからに脂ぎって口臭どころか体臭もしそうに見えた。脂質を減らすお茶とある天然薬を出していたら、家族が何も言わなくなった。今では毎月必ず1回やって来る。自分でも体調がいいのがわかるらしくて楽しみに飲んでいるらしい。

不整脈  男性 40歳代  2011・5・19
朝の3時頃から仕事をする人なのでいつも疲労を訴える。不整脈で病院に昔かかったが別に治療はなかった。悪性のものではないから心配いらないと言われたが本人は気になる。以来10年以上漢方薬をちょいちょい3日分ずつ時々取りに来る。それで1日も休まずに働いている。本人は不整脈の漢方薬を作ってと言って入ってくるが、僕が作っているのは主に血液循環を良くする薬とストレスをとる薬なのだが。

下痢  女性 40歳代  2011・5・20
最近時々薬局に来てくれる方。あか抜けているからよその人かもしれない。彼女が不安そうな顔をして今にも下痢をしそうで数日不安なのだという。ビオフェルミンがほしいと言ったがぴんと来なかったので漢方薬を作った。3日後にやって来て調子がずいぶんと良くなったのでもう2日分作ってと頼まれた。僕が作って渡していたのは、胃腸風邪の漢方薬だった。

胸が苦しい(心臓神経症)  女性 30歳代  2011・5・21
2週間で、2週間でとくり返してくれた。2週間前に隣の市から「春先から毎日胸が苦しくて呼吸がしにくい、頭痛がして肩が凝る、夜中に何度も目が覚めて寝た気がしない・・・」等と訴えてやって来た。当然体力を回復する漢方薬と心臓神経症の漢方薬の両方を作って飲んでもらった。その結果が2週間でと言う評価になった。2週間飲んだだけで胸苦しさと頭痛は完全になくなったらしい。肩こりが少しと夜も目が覚めにくくなったと喜んでくれた。ウツウツとしていたしゃべり方が明るいしゃべり方に変わっていた。又2週間分持って帰った。

貧血  女性 20歳代  2011・5・23
毎日、2時頃になるとふらっとして失神しそうになる。1ヶ月くらい続いているそうだ。肉を食べているのと尋ねるとほとんど食べていない。魚もほとんど食べていない。東南アジアから働きに来て、質素な食生活で長時間働いている。瞼で貧血を確認して、肝臓や胃に負担が少ない鉄剤をプレゼントした。2週間後には全くフラフラしないと喜んでいた。こんな時は勿論漢方薬は必要にない。

めまい  女性 70歳代  2011・5・24
めまいで多いときには年に数回病院に運ばれていた人が、この数年一度もその様なことがなくなった。首から上の血液の流れを良くする漢方薬を飲んで頂いているが、今では外出も全く恐くなく、一人で何処にでも行ける。役も断っていたが最近では頼まれれば皆引き受けるそうだ。以前の貴女に戻ったねと友達から言われるそうだ。

鬱病  女性 70歳代  2011・5・25
世間から見たら羨むような経歴なのだろうが、奥さんにとっては別段取り立てて言うほどのものではないのかもしれない。定年後いつも傍にいて、いちいち些細なことにも口を出すから、奥さんは我慢を強いられている。数年我慢したあげくが、不眠、胸が痛くなる、倦怠感、左肩こり、ウサギのようなウンチ、落ち込み等の症状で、ウツウツとしている。ウツウツの患者さんの紹介でウツウツがとれた人の又紹介でやって来た。2週間漢方薬を飲んで頂いたら、倦怠感と胸の痛みは完全になくなって、ウサギのウンチも時々バナナが出るようになった。不眠は病院の薬を1割くらいカットして飲むようになったと言っていた。

過敏性腸症候群 ガス漏れ  男性 30歳代  2011・5・26
7年間自分では感覚のないガス漏れに悩まされていた。卵をゆでた臭いが部屋中に充満するらしい。その不安を消すために外出までに6回くらいトイレに行ってウンチをする。常に肛門に違和感があって落ち着いて仕事に集中できない。今日の漢方薬で最後になる。丁度120日目だ。自分で完治したと思ってから2回(28日分)漢方薬を飲んだから、本当は100日くらいで完治していたことにはなるのだが。多くの過敏性腸症候群の方が色々なところで裏切られているから、少し飲んで効かないと判断することがあまりにも多いが、せめてこのくらい飲んでくれればかなりの確率で改善する。というのは漢方薬は常に調節して飲んでもらうものだから。

大腸憩室炎  女性 80歳代  2011・5・27
季節の変わり目や疲れたりすると必ず憩室炎( 強い腹痛、下痢、発熱)がでて、その都度病院で抗生物質などで対応していた。年に数回は病院にかかっている。1年前に相談に来て頂いて漢方薬などを飲んでもらったが、今月で丁度1年になるが1回も憩室炎を起こさなかったと教えてくれた。何年もくり返していたので快挙だと自分で言っていた。

頭痛・肩こり  男性 60歳代  2011・5・28
世話好きの方で休日を作らずに駆け回っている。この数ヶ月、肩が凝って頭痛がするようになり、頻繁に頭痛薬を飲んでいたそうだがそれが段々効かなくなって相談に来てくれた。何となく高揚感があり張り切りすぎのような気がしたから、高ぶりをとるような漢方薬を作って1週間飲んでもらった。すると何となく軽くなったと報告してくれたので、2週間分追加した。今日も漢方薬を取りに来たから様子を尋ねると、何処も悪くないけれど一応飲んでおくと言っていた。
脂漏性湿疹  男性 60歳代  2011・5・30
頭の中にいく箇所か湿疹を作っている。その中に1カ所はすでに苔鮮化して像さんの皮膚のように分厚くなっていた。長い間ドラッグストアで買った薬を塗っていたがますますひどくなったみたいだ。見ると脂漏性湿疹だから、漢方薬の内服と現代薬の塗り薬、それとあるシャンプーを出していたら、2週間目の今日、見てもわからないくらいに改善していて、痒みもほとんどなくなったといっていた。今日は塗り薬だけ持って帰った。

足がだるい・息切れ  女性 50歳代  2011・5・31
看護師だから1日中立ち仕事だ。膝から下が抜けるようにだるくて、時に息切れや、ふらつきを起こしてしまう。職業柄一瞬の不手際も許されないから緊張して、頭痛や肩こりも起こる。病院でもらう現代薬でごまかしていたが、元気になれないかと相談に来た。仕事の緊張感から、身体中の循環が悪くなっていると考え、気持ちや血液が循環する漢方薬を作って渡していた。もう半年くらい1ヶ月分ずつ漢方薬を取りに来るが、以前の不調が嘘くらい毎日が快調ならしい。患者さんにも優しく接することが出来ると喜んでいる。
後鼻漏  男性 30歳代  2011・6・1
鼻が詰まるのに喉にも下りて常にタンを切る咳払いをしなければならない。我慢していたが病院についにかかった。だけど一向に改善しない。レントゲンで副鼻腔に鼻がたまっているのが写るが、排出されないから頭も悪い。2週間漢方薬を作ったら、詰まりも喉に下りるのも8割くらい治って、残りは2割だといっていた。今日もレントゲンを撮る予定だったらしいが、医師が必要ないといったらしい。

自律神経失調  女性 40歳代  2011・6・2
家庭内の色々な気遣いで心も体も疲れている。喉がいつもつかえた感じがしてお腹が張り、ウサギの糞みたいなコロコロウンチしかでない。肩が凝って、寝ている間中夢を見ている様な気がして寝た気がしないそうだ。お仕事や子育てで体力が落ちているのは自覚され、倦怠感が抜けない。それでも毎日頑張ってきたがそろそろ限界になりそうならしい。煎じ薬と元気薬を2週間分2回でほぼ完治した。とても喜んで頂けた。

過敏性腸症候群 腹鳴 女性 50歳代  2011・6・3
数年前の手術の後から、昼を過ぎた頃からお腹にガスがたまりグルグルいって同僚に聞こえそうで恥ずかしい。朝目が覚めるとすぐにお通じがありカレーみたいな形のないものしか出ない。朝食後出勤体制にはいると又カレーみたいなお通じがある。先に遠くから来られた相談の方がおられたので立ち話で症状を聞いた。牛窓の方だったから1週間分だけ漢方薬を作った。10日経って連絡があり、ほぼ治ったから様子を見て見るそうだ。又調子が戻ればお願いしますとのことだった。過敏性腸症候群なんて言葉を知らない人はこんなに簡単に治る。しばしば経験することだ。だから僕は敢えて真剣に相談しない。風邪を治すくらいの感覚でいいのだ。敢えてもったいぶることはない。

逆流性食道炎  女性 30歳代  2011・6・4
逆流性食道炎と喉の詰まりとゲップで困っていた女性。病院では2ヶ月タケプロンをもらって飲んでいるが一向に良くならなかった。タケプロンを飲んで効かないのだったら、漢方薬で根本治療をしてみようと思って自律神経の緊張をとる薬を飲んでもらった。2週間分を3回でほとんど治った。タケプロンは止めて漢方薬だけにしているとのことだが、あの煎じ薬を飲むと気分が良くなるから止めたくないと言っていた。

頸椎ヘルニア  男性 60歳代  2011・6・6
昔、頸椎ヘルニアをやったことがあるらしくて、この1週間、当時と同じような症状が出てきて怖いと言ってきた。背中が痛くて手がしびれるらしいのだ。身長を測ったら少し縮んでいたのでその危険性は十分考えられた。粉薬と自然薬を1週間分渡した。1週間目にやって来てシビレがなくなって、背中も痛くないらしい。ヘルニアが未然に防げたかもしれないと喜んでいた。又1週間分持って帰った。指導していたストレッチも真面目に継続してくれたらしい。

のぼせ  男性 40歳代  2011・6・7
首から上がのぼせて汗が噴き出る。緊張を強いられる仕事なのでストレスもたまり息切れや肩こりもする。がっちりした体格で、コレステロールや中性脂肪も高い。2週間分のぼせを取る漢方薬と高脂血症を治す漢方薬を併用してもらった。2週間で2割くらい症状が軽くなった。ハッキリと効果を感じることが出来たので又2週間分漢方薬を持って帰った。

社会不安障害  女性 40歳代  2011・6・8
家庭の事情で、横になると息苦しい、夢ばかり見る、締め付けられるような頭痛、予期不安、人混みで気分が悪くなるなど上げればきりがない症状を13年間病院の安定剤で抑えてなんとかしのいでいた。しかし段々症状が進んできて不安になった。そんな時に訪ねてきてくれて、煎じ薬などを飲んでもらうことにした。丁度3ヶ月目の今日「13年ぶりに2週間も安定剤を飲まなくてすみました」と教えてくれた。症状はほとんどとれていたのに、安定剤を止める勇気が出なかったらしいが、ついにこの2週間試して良い結果が出たらしい。「まさか安定剤を飲まなくてすむ日が来るとは思ってもいなかった」と感慨を漏らしてくれた。


ウツ  女性 70歳代  2011・6・9
ウツがヤマト薬局の漢方薬で治った人の紹介の紹介の紹介の紹介でやって来てくれた方。最近心療内科かと言うくらいウツの人が多く訪ねてきてくれる。この方は、ご主人が社会的にかなり高い肩書きを持っている方で、それ故に家庭内での振る舞いに疑問を持っている。それが高じて最近は、眠れない、身体に力が入らない、胸が痛くなり呼吸しづらくなる、左肩こり、ウサギの糞のようなウンチ、逆流性食道炎、毎日の落ち込みなどで苦しんでいた。病院で8種類ものくすりで治療しているが、抑えるのではなく、もう一度治りたいと思って紹介してもらってきたらしい。煎じ薬など3種類作り、2週間分を2回飲んだ辺りで、逆流性食道炎以外は完璧に治ったと言っている。早くきていればこんなに苦しんでいることもなかったのにと残念がっていた。でも紹介してくれた方にとても感謝していた。


イボ  男の子 中学生 2011・6・10
顔、手、足に一杯イボが出ている。皮膚科に通っていたが焼いてもきりがないと言って、漢方薬を求めて母親とやってきた。2週間分ずつ漢方薬を渡していたが、3回目に漢方薬を取りに来たときに初めて、いぼが小さくなり始めたと言った。劇的に効く病気ではないから、漢方薬を飲むことを続けてくれるかなあと思っていたが学校にも薬を持っていって飲んでくれているらしい。思春期だからどうしても治したいのだろう。このようによい方向に舵が切れたら後は時間と共に治っていくだろう。


湿疹  女性 20歳代 2011・6・11
お母さんの首の回りのイボが漢方薬で少なくなって(完治は難しい)ヤマト薬局をとても信頼してくれている方。車で小一時間かかる所から来てくれるのだが、お嬢さんを連れてきてくれた。お嬢さんは首の回りに一杯湿疹を出していた。お母さんも本人も心配したのだろうが、身体に原因はなくて何かに負けたのがすぐ分かったから、娘夫婦が作っているヤマト薬局特製の湿疹の塗り薬を出した。漢方薬がいらないと言うと怪訝な顔をしていたが、1000円の塗り薬で治ればそれにこしたことはない。4日目に紫蘇の葉の化粧品(プローラ)を取りに来たときに、首の湿疹はすぐに治りましたと教えてくれた。


息が出来ない  女性 30歳代 2011・6・13
いやと言えないタイプで、それでも頑張ることに生き甲斐を感じていた。ところが会社でリストラがあり一気に仕事が増えると、急に息が出来にくくなったり、食事がとれなくなったり、寝れなくなったり、悲しくなったり、首がこったりと今まで経験したことがない症状が次から次へと出てきた。心療内科で治療を受けていたが、効いている気がしなくて症状が進んでいるようにむしろ感じた。同僚からヤマト薬局を教えてもらって来はじめたのだが、最初の2週間で息が出来なくなるのが治って、以来他の症状も次第に消えてきた。
3ヶ月目の土曜日、もうこれで最後の薬になるかなあと言いながら嬉しそうに帰っていった。

パニック  女性 30歳代 2011・6・14
今までメールのやりとりで漢方薬を送っていた人が、今日、自分で車を運転して薬を取りに来てくれた。パニックで高速道路を走ることが出来なかったのだが、今日はバクバクしながらでも牛窓に辿りついてくれた。この症状が出てから牛窓に来たのが一番長い距離の運転らしい。恐らくこれからは実績を積み重ねてこの症状から解放されると思う。それにしてもどうしてこの様な症状に陥る人って、善良そうな人が多いのだろう。ただ一つ、吉本新喜劇のことを「余りにもベタなので好きではない」と言ったが、そのベタって言葉が僕には分からなかった。でも彼女がゆっくりと解放されているからいいとするか。

空の巣症候群  女性 50歳代 2011・6・16
自他共に認める幸せ家族。ただこの春夫婦を残してみな巣立っていった。その頃から生活に張りがなくなり、将来のことが不安になった。何をしたらいいか模索していても、巡り会うものがない。そのうち眠れなくなり、一人家にいたら不安感に突然襲われるようになった。いったん治っていた更年期のホットフラッシュも復活した。病院でもらっている安定剤から卒業したい。2週間分更年期と空の巣症候群を兼ねたような煎じ薬と粉薬を作った。外出したときに一度だけ気分が悪くなったが、それ以外は回復しているのを十分感じてくれたらしい。本人はウツかと心配していたが見ていてそれは全く感じない。その感想を言うと喜んでくれ安心したみたいだ。


訳も分からない病気  女性 50歳代 2011・6・17
訳も分からない苦しみを10年近く味わっていた方。最初相談に来たときも自分の症状を上手く説明できなかった。具体的に不快な症状を教えて下さいと頼んでも、こちらには何ら伝わってこなかった。でも辛いだろうって事だけは分かる。漢方薬を作るにしても情報がないから、逆説的だが訳の分からない訴えをする人に使う漢方薬と、とにかく体力もなかったので元気になる天然薬を出した。なるべく作用の弱い漢方薬と植物系の栄養剤を出していたら、半年もしないうちにすっかり元気になった。以来病気知らずで、今では遠くから峠を超えて自転車でやって来て、沢山の買い出しをして帰る。見違えるとはこのことを言うのだろうか。漢方薬の得意分野だ。
毛穴に一致した湿疹  女性 50歳代 2011・6・18
両腕に数えられないくらいの湿疹が出ていた。病院で塗り薬を塗っているが半年近くなるのに全然変わらないと言っていた。病院では非ステロイドの軟膏をもらって塗り続けているらしいから、たいして相手にされていないと思った。でも本人は夏が来て半袖になれないから深刻だ。よく見ると全部の湿疹が毛根に一致している。毛根一致性のものは体の中から治さないと完治しない。漢方薬と天然薬を2週間分出していたら、ものすごい喜びようで入ってきた。見ると、と言うより目を近づけてみないと分からないくらい、圧倒的に大きさが小さくなっていた。数は変わっていないかもしれないが、もうすぐ完治するのは想像がつく。念のため2週間分又持って帰った。

ノロウイルス  女性 30歳代 2011・6・20
すぐにノロウイルスにかかってしまうと、かなりトラウマになっている方。パニック症状の漢方薬を作っているのだが、ある時にそんな不安を訴えられて、以来ある薬草を加えている。それは抗ウイルス作用のあるもので、それを混ぜてからまだノロウイルスにはかかっていない。確かにそのウイルスに弱い人は弱くて、いつも同じ漢方薬を取りに来る常連さんがいる。運悪くかかっても漢方薬は意外に早く治すことが出来るのだが、やはり吐いたり下したりは辛い。かからない方が良いに決まっている。意地でもこの女性にはノロウイルスにはかからないようにしてもらわなければならない。
首の回りのイボ  女性 30歳代 2011・6・21
当然時間はかかるのだが、2週間でそれなりに変化を感じてくれれば、これからの漢方薬を飲むモチベーションが全く異なる。お母さんの首の回りのイボが半年くらいで本人が納得行くくらい小さくなったので、お嬢さんも同じ漢方薬を作ってと言って訪ねてきた。勿論年齢や体格などが異なるから、お嬢さんに合わせた漢方薬を作った。2週間して「触るとブツブツしていたのが、そうではなくなった」と言ってくれた。十分手応えがあったみたいで又2週間分持って帰った。


副鼻腔炎 後鼻漏  女性 30歳代 2011・6・22
風邪から始まった副鼻腔炎だが、鼻が喉に落ちる症状がすでに始まっていたから、どうしても治ってほしかった。後鼻漏になると治りにくいから悲劇だ。緑鼻が出ているのに病院に行かずに直接僕の所に来てくれた。同じ症状が慢性化していて、ヤマト薬局の漢方薬で治った友人の紹介らしい。1週間分漢方薬を作って飲んでもらったが、経過の報告がなかった。今日手紙が来て、飲み始めてすぐに症状が軽くなりすっかり治ったらしい。手紙に牛窓出身の方で子供の頃から何度か来たことがあると書いていた。すっかり立派な大人になっているから分からなかったが、今カルテを見ると息子と同級生かもしれない。

過敏性腸症候群 頻便  女性 30歳代 2011・6・23
1日4回お通じに通わなければならないのはかなりの負担だろう。まさに4倍無駄な行為をしていることになる。もう何年も繰り返していたが、最近は気がついてみれば1回ですむ日も出てきた。又人の車に同乗して出かけることが出来たのも進歩だ。ちょっとずつの改善でも気がついてみれば10年以上前には想像も出来なかったことが出来ている。過敏性腸症候群は治る病気。ただ、2週間で治せと言われてもこれは無理だ。時にこうした人がいて僕の治癒率を下げてしまうが、完治に改善を含めればほとんどの人に効果は出ると思っている。

膝痛  女性 50歳代 2011・6・24
お百姓さんの膝痛を治してあげたら喜ばれる。数年ぶりにやってきたこの方は、膝をある角度に曲げると激痛が走るから家事は勿論、肝心のお仕事で制約が一杯出てきた。以前出来ていたことが痛みで出来ないのは歯がゆいらしい。2週間分漢方薬と天然薬を出していたら、昨日来て6割くらい治ったと言った。3日目くらいからどんどん楽になったのが分かったそうだ。こんなに早く効くことに驚いていた。

パニックは治る  女性 40歳代 2011・6・25
もう何年も、1週間に一度近所のスーパーに買い物に連れて行ってもらうのが唯一の外出だった。車に乗れば勿論、車から降りてスーパーに入ったらすぐに息苦しくなって呼吸が出来にくくなる。失神しそうなのをなんとか我慢して出来るだけ早く帰る。だから買い物は必要なものを最小限に持って帰ることにしていた。友人に紹介されパニックの漢方薬の3回目を取りに来たが、今では自分で車を運転して色々な店に行けるし、店で選べれるようになったと喜んでいた。そんな余裕が自分に出来たことが信じられないと言っていた。友人が牛窓に美味しいパスタの店があるから行こうと誘ってくれて以前なら絶対断っていたのに自然に快諾の返事をしていたらしい。そんなに美味しい店があるのですかと尋ねられたが、例によって僕は知らない。パスタってスパゲッティーのことなのかなあ。

フラフラ  女性 60歳代 2011・6・27
フラフラを治すためにこの女性は薬店で何百万円も使わされた。病院の治療を故意に批判し、しょうもない薬を買わされていた。結局何の効果もなかったから遠路来るようになったのだが、1ヶ月分14000円の漢方薬を半年くらいで完治した。まだ漢方薬を飲みたいというから土曜日に出したが、いつ止めるかは本人の自由だ。今何が一番気になっていると尋ねたときに咳ですと答え、フラフラはもう気にならなくなったと言いながら、左右に素早く数回首を振った。それを見ていた僕も驚いたけれど、ぞばにいたお嬢さんも驚いた。何故なら10年近く、右側を向くことが出来なかったのだから。右を向くときは必ず身体全体で見ていたのだから。最初に訪ねてきたときから言うと10歳は若返ったように見える。日常生活の不快さが老けさせていたのだろう。

喘息  女性 70歳代 2011・6・28
吸入ステロイドが一般的な治療になって喘息で漢方薬を取りに来る人は滅多にいなくなった。この女性は治療が効かないから仕方なくやってきてくれたのだが、僕が作ったのは胃腸の働きを良くする漢方薬だ。だけどそれを飲み始めて次第に発作が少なくなり、今では思い出したように漢方薬を取りに来て調子が悪いときに頓服的にのんでいるだけらしい。しんどいことが全くなくなったと喜んでいて、我慢しているものは何もないと言っていた。抑えているだけの治療と治るのとでは全く本人の喜びようは違う。

しんどい  女性 70歳代 2011・6・29
病院の処方せんを持ってくるだけで今まで直接お世話したことはない。病院の漢方薬の飲み方を越権行為かもしれないが変更してもらって、効果が初めて出て本人が喜んだことがあり、少しは信頼してくれていたのかもしれない。処方せんを持ってくるときに、漢方相談の人を見かけるから今回僕に相談してみようと思ったのかも知れない。3ヶ月くらい身体がしんどくて困っていて、大きな病院を3つハシゴし調べてもらったけれど何処も悪いところがないらしい。それなのに息苦しくて、他人様が出来ていることが出来ないと言う。立っているのが辛くてすぐに横になってしまうらしい。いくつかの問診をして僕はすぐに効かせられると思った。真面目に飲むからと神妙なことをいいながら14日分持って帰ったが、5日目の今日電話がかかり、3日目には調子が良くなったのがハッキリ分かったので車で20分の所にあるスーパーに買い物に行ったらしい。

手のひらの汗 女性 30歳代 2011・6・30
事務仕事をしていても手に汗がにじんで水滴になるらしい。人と接することができないから生活を楽しむことができない。最初は漢方薬、1ヶ月後から娘夫婦が作っている汗止めのローションを併用してもらっている。2ヶ月間ほとんど効果を感じられなかった。それでも真面目に取り組んでくれていたが昨日やっと効果が出始めたと教えてくれた。漢方薬の量も少しずつ増やしてきたことと、汗止めローションの使い方を娘が指導したことの両方の効果だと思うが、夏本番で汗が減ってきたことは希望だ。良く効果が出なかった2ヶ月間を我慢してくれたものだと感謝する。おそらくこれでもっともっと改善するだろうから、今まで我慢していたことを楽しんでほしい。