相談 漢方 アトピー 栄町ヤマト薬局

 


2010年/9月〜10月|11月〜12月

更年期障害  女性 60歳代 2010・11・1
夕日を見たら泣けると言っていた。1日中不安感に襲われ黙りこくっている。家事も手につかないが家族に迷惑をかけるからと、だるい身体に鞭をうってこなしている。もう限界だと言って相談に来られた。病院では抗ウツ薬と睡眠剤をもらっていた。僕は、以前からその性格をよく知っていたから、単なる更年期の延長のような気がした。閉経から時間はたっているが、何となく話しているうちに感じたのだ。病院の治療を邪魔することにはならないから更年期の漢方薬を一緒に飲んでみたらと勧めた。辛かったのだろ真面目に数ヶ月飲んでくれた。今朝やって来てもう薬はいらないと思うと言っていた。病院の薬は漢方薬を飲み始めて1ヶ月で止めていた。ニコニコして笑いっぱなしで数ヶ月前とは別人だ。

授乳婦のカゼ薬 女性 20歳代 2010・11・2
授乳中なのに風邪をひいてしまって、病院のカゼ薬やドラッグのカゼ薬を飲みたくないと言ってきた。最近このような方が増えた。僕の薬局みたいな普通の薬局が無くて困るとも言っていた。その方が住む町には昔からの薬局もあったが、今は何処も門前薬局になってしまって、医者に診てもらってくれとしか言わないらしい。当然この方には授乳中でも安心して飲める漢方薬を3日分作って出した。
ふらつき  女性 60歳代 2010・11・3
朝起きるとフワフワして平衡感覚がとりにくいような気がする。だからといって倒れたことはない。耳鳴りも少しするし、聞こえにくくなったような感じもある。足が冷えるけれど顔は熱くなる。お通じは4日に一度しか出ない。病院に通っていたが余りパットしない。半年の間、2週間ずつ通ってきてくださって、もうほとんど治ったと思うと今日言って下さり、今日からは漢方薬を止めて、簡単な保険薬に変えた。病院では結局病気を見つけることが出来なかったのだと思う。漢方薬は病気でなくてもその人の訴えに処方を合わせると解決することが多い。

過敏性腸症候群ガス漏れ  女性 20歳代 2010・11・4
「症状なんですが生理前後はまだ多いですが、ガスの量が少なくなってきたなぁと実感しています。ありがとうございます!トイレはだいたい1日1回でる感じでたまに2日に1回の時があります・・・・」初めて相談してくれたときは、15年来のガス漏れ症状だったが、そのほかにも便秘、腹痛、左半身のシビレ、頭痛、クラッとする、肩こり、吐き気、食欲不振、やる気、根気、元気が皆無い、寝付きが悪いなどと一杯症状があった。若いのに安定剤やありとあらゆる漢方薬を飲んでいた。病院も何かがあたれば幸いくらいに考えてのことだったのだろう。僕が作った漢方薬は、とにかく彼女の鬱積しているものを、心と身体から捨てようとする漢方薬だ。それが奏功して先に体調不良と思われるものがほとんど解決して、今は念願のガスもかなり減ってきたみたいだ。若いのだから治らない病気なんてあるはずがない、若くない僕はいつもそう思って薬を作っている。


蓄膿症(副鼻腔炎)  女性 60歳代 2010・11・5
片方の腎臓を摘出している上に、残っている方の働きも半分らしい。8月に母親の看病をしていて風邪をひき、以来茶色の汚い鼻が出て、つまるし、頭が重いで苦しんでいた。妹さんの紹介で治して欲しいと相談を受けた。病院では最初抗生物質をくれたのだが、ずっと飲むのは腎臓のためによくないと言うことで、すぐにもらえなくなった。途方に暮れていたところに妹さんが、栄町ヤマト薬局のことを教えてくれたらしい。いわゆる蓄膿症の漢方薬を作って飲んでもらったら、その日の夕方から鼻がでなくなったらしい。こんな事があるはずがないと僕には連絡しなかったらしいが、1週間たって、朝ゴミを捨てに出るときに水鼻が出るだけで、ひょっとしたら治っているのではないかと思って連絡をくれたらしい。朝の水鼻は歳だと言ったら笑っていた。妹さんに教えてもらうまで漢方薬を飲んだことがなかったらしい。その効果にびっくりしていた。次は腎臓を守る漢方薬を飲んで透析を防ぎたいから宜しくお願いしますと言っていた。

単純ヘルペス
  女性 40歳代 2010・11・6
公立の総合病院の看護師さんだから勤務が不規則で、疲れ気味。毎月必ず1回は単純ヘルペスが口の回りに出る。これは免疫が落ちている証拠だから、ヘルペスが出なくなる方法はないかと相談を受けた。塗り薬で毎回治して?いたそうだが、何か物足りなさを感じていたのだろう。それ以降すでに免疫をつける漢方薬を2年間飲んでもらっているが、1度もヘルペスは出ていない。当然疲れが全然違うのだそうだ。何時でも漢方薬を止めてもいいよと言っているが、そんな冷たいこと言わないでと言って2週間毎に取りに来る。余程身体が楽なのだろう。

k膠原病  女性 30歳代 2010・11・8
10年前から身体中の関節が痛い。最近では背中や肩胛骨あたりも痛み、股関節が痛くて歩くのもちょっと不自由。病院で検査したら膠原病の抗体値が高いけれどリウマチではないと言われた。だから薬は痛み止めしかでなかった。おまけに鼻血がでるほどのぼせて不愉快。この体中の痛みを取るのに、具体的な身体の痛みを追求すると、かえって難しくなると思った。僕が重視して作ったのは、チョコレート嚢腫があると言うことだ。そこを最優先して漢方薬を作って飲んでもらったら、丁度3ヶ月で痛みが消えてきた。よく3ヶ月我慢して飲んでくれたと思うが、やはり血液を綺麗にするのは4ヶ月かかってしまう。

夜間頻尿  男性 70歳代 2010・11・9
夜トイレに起きるようになると歳を感じ、日中我慢ができなくなると情けなく感じ、なかなか老いるのは難しい。それも夜数回起き出すと眠っている気がしないと腹立たしい。おしっこの不調は結構影響が大きい。病院の薬で治療していたがらちがあかない。ノコギリヤシも安いのを買ったからかまったく効かない。困って相談に来たが、余程困っていたのだろう漢方薬を飲むような人物ではないのに黙って飲んだ。効果はその夜から現れずいぶんと暮らしやすくなった。調子がいいので病院の薬を止めてみたら又悪くなったから、両方飲むと丁度良いことが分かって、今は諦めて両方飲んでいる。
口臭  男性 30歳代 2010・11・10
両親と兄弟から口が臭いと指摘された。ドラッグストアで相談したら胃薬を勧められたらしくそれを飲んでいてもなにも変わらないと言っていた。胃が悪いのと尋ねたら全然悪くないと言っていた。仕事が、夫婦でやっている商店に勤めているらしく、全部しわ寄せが来ると不満を言うので、そのストレスをどうして発散しているのと尋ねたら、休みの日は寝ているという。口が苦くないと尋ねると、粘ると言っていた。ストレスをとる処方と腸内環境を整える薬を出したら1週間目に、口の中がさっぱりして、臭いも減ってきたみたいだと報告してくれた。

脂漏性湿疹  男性 10歳代 2010・11・11
頭の中に大きなブツブツが沢山出来て痒い。大きなフケみたいなのが一杯出来て落ちる。皮膚科でニキビだと言われて抗生物質を飲んでいたけれど効かないから相談に来てくれた。僕はニキビではなく脂漏性湿疹ではないかと考え、その為の漢方薬を作って出した。最初の2週間で痒みがとれて、以後2週間毎にブツブツが小さくなって、今では少しの数が残っていて、触れば分かるくらいになったらしい。フケのようなものはほとんどでなくなったそうだ。

過敏性腸症候群ガス型  女性 30歳代 2010・11・11
「おなかの調子はすごくよくなりました!唇は割といい感じでこのままいけば治るかも!と思うとまた逆戻りになってしまったりで、一進一退な感じです。やっぱり食べたりしゃべったりで刺激が多くなると悪化してしまいます。。ほとんど話をしないで過ごした休日などはとても調子がいいんですが、人とごはんを食べに行ったりしてたくさんしゃべった後はボロボロです(涙)でも少し正常な皮膚が広がった気がします」
 過敏性腸症候群をお世話した中で、ずっと縁が続く人がいる。勿論お腹は完治したからそこで終わりだが、他の不調が出ても相談してくれる人が多い。漢方薬を飲んで改善して頂くことはもちろんだが、治療中に深まった人間関係が持続することに、この仕事をしていて良かったなと慰められる。特に過敏性腸症候群を治す間に交わした言葉の多さがこの関係を作りやすいのかもしれない。治療中は多くの人が一時的に僕の弟や妹、あるいは息子や娘になる。中には本当に「僕は親か!」とか「僕は兄貴か!」と言いたいような人もいて、こんな人はだいたいが治りやすい。甘え上手なのだろう。逆に一人で頑張る人は治りにくい。
 「人とごはんを食べに行ったりしてたくさんしゃべった後はボロボロです(涙)でも少し正常な皮膚が広がった気がします」過敏性腸症候群の人が、人と食事に行って唇が避けるほど一杯喋る・・・こんな報告をもらうと嬉しくて仕方ない。普通のことが出来る・・・これがみんなの些細な希望なのだから。

副鼻腔炎(蓄膿症)  女性 40歳代 2010・11・13
家族中が風邪をひき、本人だけが長引いているという。1週間以上経っているのに、緑の鼻汁や痰が出て、こめかみ辺りや眼の奥が痛いという。風邪薬を買いに来たのだが、風邪とはとても思えないので、副鼻腔炎(蓄膿症)の漢方薬を作って飲んでもらうことにした。3日分渡していたら、もう少しで治りそうだと今日又取りに来た。よそに行って風邪薬など買っていなくてよかったと言っていた。急性のものは何でも早く治る。


肝硬変 腹水  女性 60歳代 2010・11・16
何の自覚症状もなく健診で分かったときには肝硬変になっていた。何で感染したか全く心当たりはないから、学生時代の予防接種だろうか。腹水がたまって利尿剤などの治療を受けていたが、はかばかしくないので漢方薬を併用したいとのことで来てくれた。お嬢さんのアトピーの漢方薬を作っていたので信頼関係も出来上がっている。2週間分ずつを数回作ったところで全く腹水はたまらなくなって抜かなくなった。今は体調も良く何とかこの状態を続けれるようにと煎じ薬と天然薬を飲んでいる


過敏性腸症候群 妊娠  女性 20歳代 2010・11・16
まだ若いのに何回も「先生のおかげです」を繰り返してくれた。もっと年上の人が言いそうな言葉だから何かくすぐったくて「くすぐったいようなことを言わないで」とお願いしたのだが、何回も繰り返してくれた。過敏性腸症候群軍の完治宣言をしてから、妊娠しやすいような漢方薬に変えていた。正式に不妊治療を受けてみようと言うので病院にって排卵誘発剤を頂いてきたらしい。ところがそれを飲まない間に、妊娠検査薬で陽性反応がでたから、嬉しくて誰かにうち明けたくて僕に電話をしてくれたらしい。検査薬が100%正確であることを今は願うばかりだが、高温が続いているから大丈夫だろう。過敏性腸症候群にしても、妊娠の為の処方にしても彼女を心身共に元気にしているだけなのだ。一杯情報を交換しあいながらいつも薬を作っているから、効果が出やすいのだろう。漢方薬は棚からハイと取り出すようなものではない。


てんかん?  男性 50歳代   2010・11・17
話しているときでも片目をぎゅうっと閉じる。顔が歪むくらいだ。痛くて目を開けておくことが出来ないそうだ。1分くらいそんな発作が続き、1日のうちに何回か繰り返す。運転中に起こったら危険だから心配している。数年色々な病院に行き治療を受けているが発作の回数が増えてきた。病院ではてんかんの薬が出ている。最初これは難しすぎると思い断ろうかと思ったのだが、その人が機関銃のように話す傾向があり、それでいてとても気を使う人だと言うことを重視すれば薬が作れるのではないかと考えた。それで全く痛みやてんかんなどとは関係ない漢方薬を作った。2週間後に薬を取りに来て、回数が半分に減ったと喜んでいた。何の治療も効果がなかったので改善するという経験は初めてらしい。僕は薬局だから病名は分からないが、本人が楽で治ってくれさえすればいい。漢方薬のいいところだ。


のどの詰まり  女性 50歳代 2010・11・18
息子さんの数年来の咳が治ったのを見届けて、今度は私をと言ってお母さんが相談に来てくれた。お母さんはずっとのどが詰まって息苦しくて、色々な病院に行ったが、全く改善しない。漢方薬も病院で飲んでいるから、もう手はないのかと思っていたらしい。のどの詰まりを訴えると日本中で同じような漢方薬が出る。よく効く薬なのだがそれで漏れる人も結構いる。そうなると難しい。僕はその人ののどの訴え以外の症状を尋ねた。話しているうちに、女性らしさを失っているように感じた。恐らく家族の中心になって頑張っているのだろうと察しがつく。話しているうちに少し涙ぐんでいたがじっと我慢していた。1週間ずつ来て頂くことにしてお世話しているがずいぶんと女性らしくなり、攻撃的なところがなくなり穏やかな顔になっている。1時間毎に目が覚めていたのがなくなり、今の時期なら当然こたつで寝ているのに、今年は必要を感じないと、明らかに効果を認めてくれて、のどの詰まりも、何か良い気がすると言ってくれているから恐らく次第に治っていくだろう。部分を治すときに手に負えなければこうして全体をよくするしかない。


首のイボ  女性 60歳代 2010・11・19
最初から娘がお世話している女性だが、首と胸の上部に一杯黒いイボが出来ていた。漢方薬と民間薬を飲んで頂いているみたいだが、昨日、人には見えないけれどまだ白いイボがいっぱいあって触るとザラザラしていたのが消えて、つるつるになったと喜んでいた。恐らくイボの子供だったのだろうが、本人しか分からなかったのだろう。黒いイボも半分くらいに色も大きさもなっているみたいで喜んでいた。


便秘  男性 60歳代 2010・11・20
気持ちの良いウンチをしたい。ただそれだけの悩みで色々な薬を試してきたらしい。病院でも薬局でも、どんな有名な薬もいまいちで、ただ出すだけで爽快感は全くなかった。どんな薬をもらってもお腹がしくしく痛み、便がどうしても残ってしまい、気持ちが優れないそうだ。体格もよく他に悪いところはなにもないのだけれどと残念そうだった。僕はその人がとても僕に気を使ってくれることをヒントに便秘薬を作った。こちらが接待しなければならないのに、その方が僕を薬局で接待をしてくれる。郵便局長だった人だからずっとお客さんや職員に気を使って暮らしてきたのだろう。僕はそうした影響がお通じに現れていると思ったのだ。そこでそうした気配り人間に飲んで頂く漢方薬を作った。遠くの人だから2週間分作ったらとても気持ちよく出てくれて、半年経った今では、1日1回だけ飲んで絶好調と言ってくれるくらいお通じが気持ちいいらしい。勿論自律神経も整って穏やかに暮らせるらしい。


過敏性腸症候群 パニック  女性 20歳代 2010・11・22
「こんばんわ〜!!粉の処方2週間分お願いします。いー感じで過ごせてます★年末にむけて少し不安はありますが、漢方信じておいしいもの楽しんで食べます!!」
 単純明快、こんな連絡をもらうと嬉しくなる。小学生から始まっていた、過敏性腸症候群とパニックで自分の才能を発揮できる機会を失っていた。外出や来客や外食で考えた時点ですでに腹痛や吐き気が始まり、トイレに駆け込んで下痢をして、その後悪寒がして冷や汗が流れ倒れる。しばらくすると熱くなって快復するという流れが定着していた。漢方薬を飲んで頂いて数ヶ月で仕事に出るようになった。8ヶ月めで上記のような簡単な言葉しか僕に伝えるが必要ない。完治に王手がかかっている。僕の所に来る前は何年も複数の安定剤などを処方されていた。今では化学薬品は全く必要にない。あのままどんどん安定剤を強くされていたらどんなつまらない人生を送ら送っていたのだろう。


気管支炎  男性 10歳代 2010・11・23
お父さんが小学生を連れてきた。2週間前に風邪をひいていて3日で治ったのだが、その後咳と微熱が続いているという。恐らく気管支炎にでもなっているのだろう。娘が応対して漢方薬を出していたら、3日後の夜お母さんと3人連れできて、すっかり治りましたといって何度もお礼を言ってくださった。今日からどうしたらいいのでしょうと言われたから、薬は必要ないでしょうと答えたが、念のため同じ漢方薬を2日分だけ娘が書いているカルテを見て作った。娘も気になっていたみたいで、後日お礼に来られたことを伝えると喜んでいた。やはり自分が決めた処方は気になるのだろう。このお宅は高級外車で来られるのだが、化学薬品は飲ませたくないので病院には連れて行かないとはっきり言われたので、気管支炎の薬を緊張しながら作ったのだろう。


過敏性腸症候群  女性 20歳代 2010・11・
「お腹の調子は、すっごく良いです!漢方は久しく飲んでません。お腹を気にしていた彼氏とも順調です!今までたくさんのことを、乗り越えてきたので無理せず頑張っていきます。」
 僕は、過敏性腸症候群の彼や彼女を持った人は幸せだと思う。自分が苦しんでいる分、あるいは治った人は、自分が苦しんだ分、人の傷みが想像できるから。何不自由ない人には決して理解できないことの中に、日々の喜びはあるのだから。


逆流性食道炎  男性 60歳代 2010・11・25
病院でガスターなど数種類の胃薬をもらっているのに、逆流性食道炎が治らなくて、しばしば胃酸が上がってきて困っている。ゲップや胸焼けの症状がなかなか収まらない。ひどくなってどうしようもなくなると漢方薬を取りに来る。逆流性食道炎の漢方薬を5日くらい飲むと又調子が良くなる。そして又喜んで酒を飲む。漢方薬をちょっと真面目に続けてみると治るかもしれないと言っても、酒が飲めれば充分らしい。


過敏性腸症候群 下痢型  女性 50歳代 2010・11・26
確かこの女性にどうなりたいと最初尋ねたら、「旅行に自由に行ってみたい。今のままでは主人が気の毒ですから」と言ったような気がする。そんな彼女だが自家用車での日帰り旅行にはどうやら行けていたみたいだった。と言うのは、先日京都に行って来ましたと教えてもらったからだ。日帰り、それも自家用車という条件なら以前から行けていたのだと知った。でも今回格段の改善をしていて、去年行ったときは10回くらいトイレに駆け込んだらしいが、今回は1回普通のお通じがあっただけと言っていた。でも本人はそれでも不満で「もう治っているのかと思っていた」らしい。試験の結果は90点くらいだろう。22年間苦しんだ過敏性腸症候群の下痢型が11ヶ月間の漢方薬の服用でここまで改善した。何よりも表情もいいし、声もずいぶんと明るくなったことが僕は嬉しい。もう完治に王手かな?


うつ  女性 20歳代 2010・11・27
職場の人間関係で参ってしまった女性。2時間くらい涙ながらに色々な状況や体調を語った。僕の結論は、真面目な女性が、回りの人を攻撃するのではなく自身を攻めて退路を塞いでいると判断した。急に湧いて出てきた苦しい諸症状は(動悸や不眠など一杯)身体を犠牲にして命を守ろうとする防御反応だと理解した。漢方薬を2週間分作った。会社の指示で病院に行って治療を受けるように言われて迷っていたが、僕はきっと病院に行くと鬱と診断されて、抗ウツ薬や安定剤を出されるから、飲んでいる振りだけしておいたらと助言した。案の定、抗ウツ薬と安定剤2種、睡眠薬、胃の薬をもらって帰ってきた。それを全く飲まないで昨日2週間目に訪ねてきてくれたが、入ってきた瞬間から素敵な顔をしていた。最初の相談の時は気がつかなかったが、女優になってもいいくらいの美人だった。
ウツウツとした心が表情まで曇らせて、そうは見えなかったのだ。2週間で4割は治ったと教えてくれた。


めまい  男性 70歳代 2010・11・29
仕事が終わって食事をしている時間帯にベルで呼ばれて薬局を開けた。めまいが1週間くらい続いていて医者の薬で改善していないと言う。聞けば朝起きたときが一番激しくて次第に収まると言う。だから夜は自分で車を運転して来れた。医者の薬は典型的なめまいの薬で、日本中標準処方として汎用されているものだ。それでも効かないと言うのは何かが漏れているからだ。話の中で血圧が低いことが分かった。この年齢で100くらいしかない。これで処方は簡単に決まる。5日分出していたら、今朝来て、翌日からめまいがなくなったのだが、あの薬はずっと飲んでいて副作用はないのかと尋ねられた。僅か5日飲んだだけでもう副作用の話が出てくる。僕はこう言った超神経質には付き合いたくないので
「100年飲んでも大丈夫だけれど、治ったのなら止めたら」と言って帰ってもらった。夜遅く薬局を開けてもらってお礼も言わなかったし、治ってもお礼も言わなかった。僕には治してあげたい人が一杯いる。その人達によい心で向かい合えるように必死なのだから邪魔しないでってのが本音だ。あの人達がこんなに簡単に治ってくれたらいいのに。


不眠  男性 40歳代 2010・11・30
家庭の中に居場所がなく、仕事に行っていても動悸や不安感に悩まされていた。不整脈で胸が何回も苦しくなっていた。ヤマト薬局の漢方薬を飲んでもらってすぐに不整脈と不安感は治っていた。ただ昨日漢方薬を取りに来たときに、「朝まで一気に寝れるようになって助かった、有難う」と礼を言われた。不安感や不整脈が治ったときには何も言われなかったが、朝まで眠れだしたことについてはわざわざ礼を言われた。寧ろその事が一番辛かったのだろうか。夜の1時頃には目が覚めてそれから、あっちむいたりこっちむいたりして朝を待っていたらしい。


過敏性腸症候群 受験生女性 10歳代 2010・12・1
中学校の時からお腹の調子は悪かったらしいがそれなりに耐えていた。ここに来て大学受験の緊張感からか、朝お腹が痛くて学校に行けない日ができはじめた。仮に学校に行けても昼食後から急に下腹が痛み、ガスでお腹がぱんぱんに腫れ、お腹が鳴る。便は形がないカレーみたいなべっとりしたものが出る。大腿部から下が冷える。実は1年前に相談に来られたが、話だけで薬は持って帰らなかった。今回はどうしても飲まなければならないくらい追いつめられたのだろう。2週間分持って帰ったが、それ以来学校は休まずにいけている。お腹がほとんど痛くなくなったらしい。と言うことはガスが減っていることだ。最初からぴたりと薬の量が合ったのだろう。この時期は受験生の過敏性腸症候群の方がよく連絡をしてくる。



冷え性  女性 50歳代 2010・12・2
元々冷え性だったが、この数年介護で神経も体力も使い果たしているから、いつもけだるくて神経だけが高ぶり、この時期だったら靴下の重ね着、こたつをして寝るなどのことは当たり前だった。今年は2ヶ月くらい、ストレスの漢方薬を飲んでいるから全く冷えないと言っていた。こんな事はないそうだ。気持ちも落ち着いて、家族にあたることも少なくなったらしい。冷えが一番治して欲しいところではなかったが、治ると結構嬉しいらしい。



膝関節症  60歳代 女性 2010・12・3
かなり体格がよい女性。右膝が腫れて熱っぽかった。病院ではやせるように言われ、痛み止めとハップ剤をもらって治療していた。これで治療かと疑問に持って僕の所に来てくれた。僕は痩せても膝は治らないこと、痩せると筋肉も落ちて他に支障が出ることを伝え、痩せれば治ると言う信仰を破棄してもらった。以後漢方薬で血流を改善して水が溜まらないようにしていたら、歩くのは今では全く苦痛でなく、正座もお尻がつくくらいに近づいてきた。正座は膝のために悪いからしないように言っているが、どのくらい改善しているかの目安にしたいらしい。



疲れ  20歳代 女性 2010・12・4
「夜になると肩で息をするほど疲れている時もありますが翌朝には回復しています。重い荷物は苦手ですが、お薬をいただく前より良いです。今回は不調な点はないです。腹筋やストレッチもできるようになってきました。本当に感謝しております。」
恐らくモデルさんみたいな体型の人だと思う。みんなの憧れの体型も本人にとっては辛い。軽の車のエンジンでダンプカーを動かしているようなものだから。こう言った方は漢方薬だけでは難しい。身体の材料になるものも必要だ。材料と機能の両面でお世話すればなんとか元気になっていただける。



慢性膀胱炎  60歳代 女性 2010・12・6
薬事法の改悪で薬局で膀胱炎に使う抗菌剤が販売できなくなって、急性の方をお世話することはなくなったが、この方みたいに菌が検出されないのに膀胱炎が数ヶ月に渡って持続する方をお世話することは逆に増えた。菌が検出されないから病院で抗生物質を出されることもない。手の施しようがないからやってくる。しかし漢方薬はその様な人には十分手の施しようがあるから対処できる。2週間分を2回作ったら完全に治って喜んで頂いた。

臭わない  50歳代 女性 2010・12・7
4ヶ月前に風邪をひいたのがきっかけで急に鼻が詰まりだし、臭いがバキュームカー以外は臭わなくなった。通院して治療しているが一向に快復しない。鼻声も改善しない。逆流性胃炎を漢方薬でお世話をした女性の紹介できてくれた。2週間分鼻の漢方薬を出していたら、ママさんバレーをしている時に、野焼きの臭いがしたように思ったから、チームメートに尋ねたら実際に行われていたらしい。以前なら臭っていなかったはずだと言って喜んでいた。発症して日が浅いからよく効く可能性が高くこちらも期待している。僕らの所にはほとほと困ったあげくやってくる人が多いから、年単位の患いの方がほとんどで難しいのだが。


口の渇き  70歳代 男性 2010・12・8
半年くらい、口が渇いて気持ちが悪い。食べ物も飲み込みにくいし、話していても舌がくっついてろれつが回りにくい。持参してきた薬は8種類で、心療内科の薬と内科の薬だった。どれを見ても副作用欄に口渇とあるが、どれも医者は減らしてくれないそうだ。だから漢方薬で渇きをとって欲しいとのことだった。2週間分渇きの薬を持って帰ってもらったら、半分くらいの程度になったと言って喜んでいた。半分くらいだと気にはなるが日常生活には困らないと言っていた。もう2週間飲んでみたいと又漢方薬を持って帰った。


ふらふら  80歳代 女性 2010・12・9
 健康食品オタクだが、困ったら頼ってやってくる。1ヶ月くらいふらふらして恐いのだそうだ。目が回るのではなく、歩いていてもフワフワするという。ふらふらとフワフワと何が違うのかと思うが、この種のトラブルを口で表現するのは難しい。年齢などを考慮すると自ずと作るべき薬は分かるので、1週間分だけ漢方薬を作ってみた。5日目くらいに電話をしてきて、すっかり良くなったと喜んでいた。又健康食品に戻るのだそうだ。日本中で健康食品とやらの餌食になっている人が溢れているのだろうと、空しくなってくる。


便秘  80歳代 女性 2010・12・10
病院で便秘薬を色々工夫してもらうが、これと言って気持ちの良いお通じが出たことがない。柔らかすぎたり、お腹が痛くなったりで、気持ちよくお通じを出してみたいと娘さんに訴えるばかりする。娘さんが相談に来られたので、年齢と性格に合わせて便秘の薬を作ってみた。5日分毎食前に飲むように漢方薬を調節したが、1日1回その漢方薬を飲むだけで、5年ぶりくらいに気持ちの良いお通じが毎日ありだしたそうだ。半月経って又5日分?娘さんが取りに来られた。お母さんの愚痴が減って助かったと言っていた。病院だと20歳だろうと80歳だろうと同じ下剤が出る。不思議だ。



腰痛  60歳代 男性 2010・12・11
2月に癌の手術をした後、右大腿部が痛くて車から降りるときに激痛がはしる。夜寝ていても痛くて目が覚め、座薬を入れる。シビレもあり、折角癌を退治してもらったのに、こちらの方が辛いと言っていた。春が再び来るみたいな名前の会社の漢方薬を求めてやってきたのだが、あんなもので効くわけがないと言ったら作ってと頼まれたので、2週間分煎じ薬と天然薬を出した。2週間後の昨日やって来て、全然変わらないと言うので、もう一度症状を確かめたら、車からはすいすい降りれるようになった。夜の座薬は2週間の間に2回だけしか使わなかった。シビレはないと言った。今の調子は2週間前を10とするといくつかと聞いたら、2くらいになっていると言った。ほとんど治っているのではないかというと、そうかもしれないと答えた。どうして症状が変化がないと答えたのと尋ねると、友人が、漢方薬は半年くらい飲まないと効かないと言ったからと、訳も分からない返事が返ってきた。でも確認して良かった。思わず処方を変えるところだった。


過敏性腸症候群 受験  10歳代 女性 2010・12・13
今年も朗報が舞い込み始めた。過敏性腸症候群と闘いながら懸命に登校したり、時には力つきて休んだりしながらでも、なんとか受験にまでたどり着けた子から、合格の知らせが届く。毎年の事ながら「やった」とパソコンの前で万歳をする。同じように能力を持っている子が、こんな事で人生の入り口でキップを諦めるのはもったいなさ過ぎる。出来れば発病すぐに縁が出来て、軽症のうちにお世話したいが、皆僕のような田舎の薬局にたどり着くのは、十二分にトラウマを完成して、お腹の中を色々な治療でかき回した後だから、結構難儀することは多い。でもほとんどの人が受験で結果を出してくれているから、毎年胸をなで下ろすことがしばしばだ。合格の知らせをくれた子は早稲田なのだが、第一志望でないと言うからたいしたものだ。もしこんなお子さんが大学を断念したりしていたらどんなに損失だろう、本人にも社会にも。きっと表には出ないが多くのお子さんがそっと脱落していっているのだと思う。


匂わない  70歳代 女性 2010・12・14
2年半漢方薬を飲んで後鼻漏を完治してくれた方が、この2ヶ月又鼻の漢方薬を取りにきはじめた。治ってしまったのにどうしてと尋ねると鼻が匂わないのも治して欲しいと言うことだった。後鼻漏と匂わないのとはちょっと同じ鼻の薬と言っても違う。後鼻漏が治ったからひょっとしたら匂わないのも治るかもしれないと言うのだ。僕は新たに嗅覚を改善する漢方薬を出したのだが、1ヶ月分を2回飲んだところで、コーヒーが香り始めたと言って喜んでくれた。あの年齢で、あの経歴でまだ改善するんだと、僕自身の勇気にもなった。鼻だけでなく体調を改善する薬を利用したのだが、患者さんの根気が後鼻漏も嗅覚も治していると言ってもいいだろう。


妊婦の便秘  20歳代 女性 2010・12・15
妊娠中だけれど便秘がひどく病院の薬も効かなくて困っていると、お母さんが相談に来られた。お母さんはもう数年民間薬で気持ちの良いお通じがあるから、それを飲ませたらどうかという相談だった。と言いながらすでに自分の薬を分けて飲ませているらしくて、快適になって娘が喜んでいると言っていた。安定期に入っているから大丈夫と言うことでその後数ヶ月服用して先日元気な赤ちゃんが生まれたと教えてくれた。今日は又その便秘薬をお母さんが買いだめして持って帰られた。


のどのつまり  50歳代 女性 2010・12・16
のどの詰まりで色々なところを渡り歩いてやってこられる人を治すのはかなり難しい。ところが田舎の薬局に来るのはその様な人ばかりで、この方も病院を渡り歩き、代表的な処方は全部試している。ただ最初相談を受けた息子さんの数年来の咳が完治したので、信頼関係が築かれた。その為に1週間ずつ来て頂いて一杯話をし、原因を探らせて頂いたことが幸いして、2ヶ月経ってしまったが、症状は半分に減ったと思うと今日言って下さった。
昨日の午後は完全に忘れていたらしいから、良い日がそろそろ逆転してくれるかもしれない。何をやっても効かない人は、のどの詰まりをとる薬では治らない。こちらが発想を変えるしかないのだと教えられた。


ウツ パニック  20歳代 男性 2010・12・17
自分が陥った状況が理解できないみたいだった。顔は正面に上げれずに、声が震えて小さくて、喋っている内容も理路整然としない。不安で不安で仕方なく、つい最近まで働くことが生き甲斐で、会社に行きたくないなど考えられなかったのに、朝になると体が重くて起きあがれない。何処までも落ちていくような感覚だと言っていた。恐い恐いと繰り返していた。最近の生活状況を尋ねると彼が陥った経緯なども簡単に僕には説明が付いた。動悸や息苦しさも、頑張りすぎ病の代償だと教えた。この文章を書いているとき偶然彼から3回目の薬の注文が来た。とても落ち着いて話し、本来の理性的な話し方に戻っていた。最近、心療内科に行く前に僕の薬局を訪ねてくれる人が多くて、とても早く回復してくれる。2週間で鬱病やパニックが改善したら、国の健康保険にも貢献できているかもしれない。


腎臓機能  60歳代 女性 2010・12・18
生まれつき腎臓は1コしかない。妊娠腎も経験し、残っている腎臓も半分しか機能していない。タンパク制限をしている。48歳の時風邪をひき以来体温調節が出来ず、膀胱炎や気管支炎を繰り返す。真夏でもホカロンを下半身に貼り、動いたり食事をすると咳き込む。疲れやすくて出かけるのもままならない。医師が抗生物質をこれ以上飲ませれないと言って治療が中断していた蓄膿症が漢方薬で治ってもらえたので、腎臓をなんとか大切に出来ないかとの相談も受けた。漢方薬と天然薬で腎臓機能を改善するようなものを1ヶ月分飲んでもらったら、3日続けて外出してしまったと言っていた。そのお釣りで疲れたが、それも1日で回復して、今まででは考えられないようなことが起こっていると言っていた。治すことは出来ないが、機能温存は出来るのではないかと思っている。


過敏性腸症候群 ガス型  40歳代 女性 2010・12・20
「一気に寒くなりましたね。おなかの調子ですが、また、一段とよくなりました。あまりの寒さにちょっと不安にはなりますが。いろいろなことが、気にならなくなりました。ありがとうございます。年末年始をはさむので、もし差支えがなければ、お薬4週間分お願いしてもいいでしょうか?よろしくお願いします。それでは、お体にお気をつけて。」
1日100回のガス、お腹の張り、ゲップ、カレー便で困っていた女性からだ。このほとんどが解決したらどんなに生活の質が上がるだろう。大袈裟に言うと世の中が変わるだろう。最後に僕のことを気遣ってくれているから完治は近いだろう。過敏性腸症候群は治るトラブル。


ウツ  30歳代 女性 2010・12・21
2週間前に来たときは涙を流していた。でも今日は入ってきたときから笑顔だし、どうだったと尋ねたら手を叩いて喜んでくれた。最近は、心療内科に行く前にヤマト薬局に来てくれる人が多いから、こんなに簡単にウツが治ってしまうことが連続している。もっともこちらは薬局だから診断は出来ないし、ウツではなく、ウツウツとしてしか捉えないようにしているから、深刻ではない。僕らに威厳がないからまるで友人のように語り治っていってくれる。2週間前までの肩から首の凝り、食欲がない、食べると下痢をする、動悸、息切れ、焦燥感、頭の中がクリアでない、体力がなくしんどい、ため息、気分が落ち込むのほとんどが治ってしまった。どうしても抗ウツ薬や安定剤を飲みたくない、治れば薬をすぐに止めたい、そう思ってやって来てくれたらしいが、とても喜んでいたし、こちらも若い一人の女性を救えたと喜んでいる。


過敏性腸症候群 ガス型  40歳代 女性 2010・12・22
「こんばんはいつもありがとうございます。症状は自分でも驚くほど良くなったと思います。主人ともこんなに早く効き目が出るんだねと話しています。ですが、生理前から、また元のような状態になってしまい、ちょっと落ち込みました。完治といっても、皆さんどのくらいの期間で治るものなのでしょうか?」過敏性腸症候群のガス型でいくら長い間苦しんだとは言え、腸が悪いわけではない。善玉菌が比較的多い状態を保っていれば漢方薬も効きやすいはずだ。本人が驚くくらい早かったのは、恐らく平生の食生活が良かったからだと思う。漢方薬が効果を発揮するには腸内の環境が大切なのだ。


心臓の弱り  80歳代 男性 2010・12・24
足がぱんぱんに腫れている。小さな咳を頻繁にする。当然病院では利尿剤が出ていて喘息の薬も出ている。でもご本人はしんどいの一点張りだ。それはそうだろう、90歳が近い人に攻めて治るものではない。僕は心臓を守る漢方薬を一緒に飲んでもらうようにした。すると足の腫れもとれて咳もかなり減った。しんどいこともかなり減ってきたらしい。漢方薬で守ってあげると病院の薬もよく効く。


めまい  20歳代 男性 2010・12・25
めまいが先か、肩こり頭痛(眼の奧)が先かわからないが、仕事を休まなければならないくらいの症状だった。車を運転して来れないから、乗せてきてもらった。働き過ぎで疲労が蓄積されているが本人は気がつかない。病院のめまい止めが効かないらしい。最初はストレス、次は胃腸系の漢方薬を作ったらめまいと頭痛が治ってしまった。本人の弱点を補えたのだろう。必ずしもめまいの薬を作らなくても、いや作らないからこそ完治することもある。

ガン  60歳代 男性 2010・12・27
「最近は私の方が元気だ」と言いながら奥さんの薬を取りに来てくれる。確かに2週間前は奥さんの普通の風邪、今日はノロウイルスによる吐き下しの漢方薬を取りに来てくれた。前回は1日で治ったし、ノロウイルスには漢方薬の方がよく効くことを知っているから又ご主人を動員した。ご主人は抗ガン剤治療中なのだが、僕の煎じ薬の補助のおかげか、先生が成績が特別良い患者さんとして評価してくださっている。余り無理をしないでと先生に言われているらしいが、何でもしたいことはしている。でも出来るんだからと意に介していない。それがいいのかもしれない。



脊椎管狭窄症  60歳代 男性 2010・12・28
一昨年、半年くらい煎じ薬を飲んで頂いて脊椎管狭窄症が治った方が、又農作業をし過ぎて痛くなったとやって来た。症状は前回と同じだったから、同じ漢方薬を1週間分渡した。1週間でほとんど良くなったけれど、お正月だから念のためにもらっておくといって今日又やってきた。一度治し方が分かった人は意外と復活しても早く治してくださる。



起立生調節障害  10歳代 女性 2010・12・29
起立生調節障害で学校に行けない子を、単に現代薬で血圧を上げてもそれでは解決しない。薬を飲んでいるときだけ上がっても薬の効果が切れる時間には元通りだ。根っから元気にしてあげないと、学校には行けないし、どんどん無気力になってしまう。このお子さんは、やる気と体力の両方がでる漢方薬や天然薬を使った。そうすると遅刻しながらでも学校に行き始め、朝も割と早く布団から抜け出し、最近では又スポーツを又やってみたいと言い始めたらしい。漢方薬を始めて1ヶ月での変化だ。


冷え  50代 女性 2010・12・30
春に、血圧が高くて肩が凝り、右手がしびれて手と足が冷えるという症状に娘が煎じ薬でお世話した。5ヶ月飲んで頂いて訴えの全部が改善して漢方薬は止めた。ところが昨日来られて又同じような煎じ薬を作ってと言う。治ってしまったから、健康食品に変えていたら又悪くなったというのだ。健康食品で元気になった人など見たこともないので当たり前の話だが、健康食品の代わりにこれからずっと飲むと言っていた。僕はこの世に健康食品という名前の物質ほど不健康食品はないと思っている。健康食品とやらを飲むのだったら肝臓に注意。本当の健康食品は畑で育ち海で泳いでいる。


鼻水  60歳代 男性 2010・12・31
1年中を通しての鼻炎(通年性鼻炎)で鼻水が垂れて仕方ないそうだ。今までは病院の薬だけだったが全く効いた気がしない。抗ヒスタミン薬は結構簡単に効くから不思議だなと思って、全く鼻炎のアプローチからはずして、身体を温める婦人薬を出した。すると案の定身体が暖まると言って、鼻水もほとんどでなくなった。ただ温める漢方薬だけではだめで今までの病院の薬も必要らしい。それでも日常生活がどっと楽になったのだからそれでいいのではないか。ただ、何で生理不順の薬を飲まされるのか本人には分からないらしい。効けばいい、それが栄町ヤマト薬局の姿勢。