心身ともに
「子どもが生まれてしばらくは、仕事と育児を両立させようとがんばっていたのですが、疲れきってしまいました。仕事にも育児にも自信がなくなりました。寝つきが悪く、頭がぼーっとしています。いろいろなことを考えると、すぐに涙が出てきてしまいます」
過度の心労や、思い悩み過ぎ、過労が続くことにより心に負担がかかると高次の精神活動が不安定になり、抑うつ状態になります。寝つきが悪く、すぐ泣いてしまう傾向にあります。驚きやすい、不安感が強い、めまいなどの症状もみられます。
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落ち着きがない
多動症のお子さんは落ち着きがないのが一つの特徴ですが、周囲の子と自分を比べた時に、周りの子に比べ学習能力や言葉遣い、運動能力などが違っていると感じ、不安感が起こってくることが原因としてあります。また、その違っていることが周りによく伝わらずに不安感がより大きくなります。
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チック
チックというのは何らかの精神的ストレスを感じて、その結果として「まばたきが目立つ」とか「体のある部分を無意識に動かしている症状」のことです。チックのお子さんは落ち着きがないことに加えて、イライラ感や焦り感などが起きてきます。勿論大人にも多い症状です。
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気持ちから来る喘息
気管支喘息の方で、精神的ストレスを感じると喘息発作として咳が出ることがあります。この場合は、通常の喘息の薬に加え、ストレスで元気がなくなっている状態を治してあげれば良いのです。気欝になったメンタルの状態を改善できると心因性の喘息発作が改善されます。
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過敏性腸症候群
過敏性腸症候群(IBS)のお子さんは下痢と便秘と腹痛を繰り返すことが多く見られます。
この中でお子さんが最も困るのは腹痛です。腹痛という痛みはストレスを増加させます。腹痛や下痢で気分がイライラした状態も改善できます。学校に行く前になるとあまりの腹痛でソファーから起き上がれないようなお子さんも完治してもらっています。社会人になって活躍している方にも多い症状です。
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病名がつかない胃の病気
食欲不振で気分的にも元気がない方は、まず気の巡りが良くないことが多いです。そのため、気の状態を良くしてあげるとお腹の調子も良くなり、食欲が回復する傾向があります。現代の新しい胃の病は、食後にお腹が張って苦しい。食べている途中でお腹が張りそれ以上食べられない。みぞおちが痛い。みぞおちが焼けるなどです。
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のどのつまり
喉に物がつまったような感じや、喉に変な感じがするといった主に喉のあたりに違和感がある方によく効く漢方薬があります。
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抜毛症
自分で髪の毛を抜くお子さんや成人はおられませんか。抜毛症のお子さん(大人も)はメンタルにデリケートな原因がありますので、原因が分かればそれを取り除くことも大切ですが、お子さんのストレスを軽減することも重要です。このようなお子さんは、精神的に不安定なことが多いため、漢方薬で精神を安定して落ち着かせ、不安を減らすことも大切です。
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続けて歩けない
腰の周りが重かったり、違和感、はり感がある、などに加えて、足にしびれや痛みがある、普段はなんともないが、歩き出すと足がしびれて歩けなかったり、歩きにくくなるが、前かがみで休むとまた歩けるようになるなどの症状が腰部脊柱管狭窄症の代表的な症状です。その症状は太ももからふくらはぎ、足の裏などに、両側に出る場合や片側だけに出る場合があります。足先が持ち上がらない、階段でつまずく、スリッパが脱げやすいなど足に力が入りにくかったりすることもあります。
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