相談 漢方 アトピー 栄町ヤマト薬局

2025-08-16 の症例

症例を検索

倦怠感  50代 男性 岡山県 2025-08-16

 息子が数日前、初診患者を診た時に見つけて、急遽救急車を呼んで心臓専門病院に運び命を救ったケースを、その患者の奥さんがわざわざ僕にも礼を言ってくれて知ったのだが、皆さんと共有しておいた方がいいと思い掲載する。
 倦怠感を訴える患者さんは、初診患者の約30%を占めているという報告がある。その原因の多くが、過労や心配、精神疾患に起因するものなのだが、中には見逃すと致死的な経過をたどる疾患も含まれており、油断大敵。
 急性経過であれば、急性心筋梗塞が隠れていないかに気をつけた方がよいらしい。特に「高齢」「女性」「糖尿病」の3つが無痛性心筋梗塞のリスク因子らしい。
 男性はそのどれにも当てはまらないが、そして自分では汗のかき過ぎと訴えたらしいが、息子がどんな診察をしたのか知らないが、患者の訴えを鵜呑みにしなかったのがよかったと思う。
 今回のケースとは関係ないが、専門家は以下の様なことにも配慮するみたいだ。
 高齢者の肺炎では、発熱や呼吸困難でなく、全身倦怠感を訴えることもある。
 全身倦怠感が慢性経過の場合、よくあるのが貧血に伴う倦怠感で、他には悪性腫瘍や膠原病の患者さんが全身倦怠感を主訴に受診することもある。不眠を背景とする倦怠感の中には、鉄欠乏などを伴うむずむず脚症候群が隠れていることもあるし、さらには、電解質異常、内分泌疾患、慢性感染症なども鑑別診断に挙がるため、血液検査などのスクリーニングを要する場面がどうしても多くなりがち。仮にそういった検査で異常がなくても、パーキンソン病などの神経筋疾患が鑑別診断に残るため、状況に応じて神経所見も確認すべき。
 薬局で漢方薬を作るのはこうした検査で何も見つからなかった場合、あるいは、逆に初期段階。漢方薬で治ればこうしたヤバいトラブルは隠れていないはずだから。

過敏性腸症候群(頻便 下痢 腹痛)  60代 女性 関東地方 2025-08-16

現在の症状は下記のとおりです。
朝…起きるとわりとすぐ、1度目がでます。若干軟便寄りの普通便
2回目は、わりと軟便
昼…食べるとすぐに軟便がでます。
1度の時と、2度の時があります。
前のような腹痛はなくなりました。
昼食後、すぐにもよおすのは、外出時には特に不安が増します。
ただ、お願いし始めた時に比べると、全体的にかなり落ち着いてきた気がします。
もう少し続けていきたいので、よろしくお願いいたします。

内出血のあざがなかなか治らない 40代 女性 岡山県 2025-08-16

元々は、突発性難聴後の難聴で相談に来られた。早く来ていただければ処方は簡単だが、発症後数か月して来られたので、定番処方は使えない。
そこでその方の持っている特徴に合わせて漢方薬を作り始めた。2週間後にある処方に変えたのだが、その処方で思わぬところが改善した。と言うのは、打撲などであざが出来たらなかなか治らないそうで、1か月前に作った打撲の跡も、しっかり紫色になっていたそうだが、この2週間新しい煎じ薬を飲み始めて瞬く間に消えて、ご主人もびっくりしたそうだ。
2回目から服用していただいている処方は、あまりにも血圧が低くて、心臓から押し出す血液の量が少ない人のための処方だ。耳みたいに見えないくらいの毛細血管が入り組んだところを修復するには、血流促進が基本だと思って採用したら、こんな副産物が得られた。また、僕の仮定が正しかったことも証明された。
こうした微小血管の血流改善が進めば、後遺症も改善するかもしれない。