今朝、健康番組なるものを偶然見ていたら、原因不明の腰痛は7割から8割くらいだと言われていたものが、研究の結果15%くらいに減った、とある医師が言われていた。要は原因不明と言われていたものでも、原因が見つかったと言うことだ。ただそれは何か新しい病名が見つかったと言うようなものではなく、以前からあった病名にほぼ振り分けられるようになったと言うことだが。
腰痛は4つの原因にほぼ分けられると言うことだったが、聞いていて思った。これは漢方では昔から言われていることで、治療法もほぼ確立している。だから僕がお世話した人たちが結構な割合で治っていたんだと、後付けだが根拠を示してくれたことになる。
脊椎間狭窄症だってヘルニアだって、もちろん慢性的なものでも結構お世話出来ていたのは、原因に迫れるのが漢方治療だったからだ。原因に迫れれば改善するのも当たり前だ。根本療法を早々と諦めて鎮痛薬を一生飲むのは、腎臓などの臓器に悪影響がありなかなか受け入れられないだろう。
老いに抵抗し、自然治癒力を盛んにする。腰痛に限ったことではないが、古人はそうして懸命に生きてきたのだろう。落ちこぼれ薬剤師だったが、そういった立ち位置を偶然故郷の田舎で与えられたことに感謝だ。