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閉塞性動脈硬化症 60代 女性 岡山県 2025-04-16

閉塞性動脈硬化症で入院していた方。沢山の薬を飲んでいるが一向に良くならず、見るも無残な足をしている。静脈は紫色と言うより黒色に近く、網の目のように浮き出ている。一帯の皮膚は、色素沈着して水分がなく干潟のよう。そして足の太さも人の腕ほどしかない。
お嬢さんが見かねて連れて来た。退院1週間後だが、お二人とも何か良くなる気配が全くないと言われ漢方治療を希望された。
確かにとても人には見せられない様な足だし、そもそも全く元気がなく無気力だった。
病院の薬は動脈の流れを改善することはできるが、静脈に対しては無力だ。そこで僕は静脈の流れを良くする煎じ薬を2週間と、筋肉の材料となる栄養剤を渡した。いくら水道の蛇口を全開にしても、下水が詰まっていたら流れないのと同じだ。
2週間後、薬局に入って来た時から、表情が明るくて顔も血色が戻りふっくらしていた。
動悸がほぼなくなり、足が少し綺麗になり、自分で足が持ち上がり靴下を履けるようになり、そして何よりお嬢さん曰く「むっちゃ元気になった」そうだ。
現代医学が苦手な静脈を動かすと言う所に特化した煎じ薬を作ったが、それが功を奏したのだと思う。